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新車を買った情報2020 第47回

マツダ ロードスターRFを2000円でコーティング「シリコン洗車」が面白い

2020年04月05日 09時00分更新

文● 四本淑三 編集● ASCII

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■シリコーンオイルは「流体保護剤」

 で、これをボディに塗るわけですが、粘度50CSのKF-96は軽いエンジンオイル程度のヌルッとした液体。これをタオルで塗っていくと、摩擦抵抗が下がってツルツルになり、塗装を傷つけることなく好きなだけボディを撫で回すことができます。これに近いものがあるとすれば、体温で溶かして手で塗る天然ワックスのザイモールあたりでしょうか。

 コーティング剤としてKF-96に感じるメリットは、まず何にでも使えること。塗装面、未塗装樹脂、ガラス、ゴムと、ボディの表面を構成するパーツにはおおむね有効で、いずれも艶出しや撥水の効果が得られます。

 ただし、表面にヌルッと乗っているだけですから、耐久性はありません。これはクルマを使う環境にもよるでしょうが、私の場合ガラスは割と長持ちしますが、樹脂なら2週間、塗装面でも3週間持てば御の字。

 ですが、どうせ頻繁に洗車するのだからそれで十分。むしろカーシャンプーで簡単に落ちるのがメリットと感じています。なにしろ汚れが付いてもシリコーンオイルの上にのっているだけですから、洗えばもろとも落ちてしまう。だから私はシリコーンオイルを「流体保護剤」だと考えています。ここもワックスに近いところかなあと思いますね。

 しかしながらガラスコーティングがワックスを駆逐した今の時代においては「そんなもの使えない」という話にもなるでしょう。そもそも洗車用品でもないものをカーケアに使うわけですから、賛否が分かれるのも当然であります。

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