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新車を買った情報2020 第47回

マツダ ロードスターRFを2000円でコーティング「シリコン洗車」が面白い

2020年04月05日 09時00分更新

文● 四本淑三 編集● ASCII

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■触りたい下心からの洗車

 このクルマがやってきて最初に思ったのは「ああ、庭に椅子でも出して、酒でもやりながらゆっくり眺めていたい」。そして夜になればブラインドを指でこじ開けテールラインを覗き見てはうっとり。「ああ、あの複雑な曲面で構成された表面を撫で回し、恍惚に浸りたい」と思う。そんなロラン・バルト的目線の変態行為を世間の目を欺きつつ行う手段、それが私の洗車であります。

 相手がクルマでなければ立派な犯罪であろうこうした感情の芽生えに慄きつつも、この欲望は時として速度や移動に対するそれを超える。その結果、何を見てもやらしく感じたあの思春期同様、高圧洗浄機やブロアーのような用品、そしてエアーゾル式のお手軽ケミカルに至るまで、気がつけば手当たり次第に買い漁っていたのであります。

 お手軽ケミカルに求めるものは単純です。暇さえあれば触りたいわけですから、耐久性はどうでも良い。ただし次に洗車するときに汚れが落ちやすければ、塗装へのダメージが抑えられる。そこが一番大事。

 そうした基準から、納車以降、結構な頻度で使い続けているのが「KF-96」。はい、やっと本題であります。

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