路面が乾燥しているうちは夏タイヤで過ごしたい。ハンドリングのふにゃふにゃしたスタッドレスは雪が積もってからでいいじゃないか。それが人情というものですが、朝の気温が氷点下となってはもはや限界。ツルッと逝って他人様に迷惑をかける前に履き替えねばなりません。
新車を買った情報2020、私は四本淑三です。今回の話題の中心といたしますのは、充電式の電動工具。ここまでタイヤ交換を引っ張ってきたものの、世間はすでに冬。手は冷たい。鼻水は出る。交換はなるたけさっさと済ませたい。それで自分用の電動インパクトを買ってしまった訳です、何故か2台も。
ひとつは今年話題のハイコーキの新型インパクトドライバー「WH36DC」。200ニュートンメートルのやり過ぎないトルク。そしてBluetooth対応バッテリーでスマホと接続すると、アプリを使ってトリガーフィールの微調整ができる。このデジタルガジェット寄りの新機軸に、ググッと興味を惹かれた次第です。
もう一つは、やはり今年発売になったマキタのインパクトレンチ「TW700D」。従来機種より小型化しながら、600ニュートンメートルという強大なトルクを発生。それを最新の36ボルトではなく、従来の18ボルトバッテリーで捻り出しているのがすごい。
そうした性能はもとより、両社のバッテリー政策の違いが透ける部分もあって、いま買うならマキタかハイコーキか。そこで悩みもしましたが、タイヤ交換をインパクトレンチでやるか、インパクトドライバーで済ませるか。私のような自動車整備の素人にとって、それも悩ましい問題です。
しかし、もう悩む猶予はありません。ならばいっそ両方試してしまえということであります。わはははは。

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