そこいら中に存在するというのに曖昧で掴みどころがなく、熱しやすく冷めやすい軽いもの。
新車を買った情報2020、私はそんな空気にシンパシーを寄せつつ空気が読めない事で知られる四本淑三です。今回の話題の中心といたしますのは、私の代わりに空気を読んでくれる計測機器。自動車業界ではタイヤゲージと呼ばれるところの空気圧計であります。
近頃は前にも増して空気圧の重要性を感じるようになりました。それはタイヤをトーヨーのプロクセス・スポーツに取り替えて以降、空気圧によるハンドリングの変化を実感しているからです。
圧が低ければ応答がスローでダルになり、高ければ中立付近の遊びが増えて直進安定性が損なわれる。どんなタイヤでも似たようなことになるのでしょうが、このタイヤは10キロパスカル程度でその違いが感じられるから、まあ困ったというか、面白いというか。
空気だけに気にし過ぎと言えばそうかも知れません。でも納得できるところにバッチリ合わせたい。そうして来る日も来る日も測り続けて、いい感じの空気圧を探っているうちに、空気圧計への信頼を揺るがす事態に直面してしまう。今回はそんなお話です。

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