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石川温のPCスマホニュース解説 第70回

ポイントまで「改悪」させるのはやりすぎではないか:

5Gスマホ買ってもポイント1% 量販店で法改正の弊害感じた

2020年03月30日 09時00分更新

文● 石川温 編集● ASCII

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●ポイント付与まで改悪させるのはやりすぎでは

 確かに、昔はキャッシュバックや実質ゼロ円など、羽振りのいいキャンペーンで店頭は賑わっていた。それによって、スマホが一気に普及したと言っても過言ではない。

 ただ、かなり行きすぎた割引施策であったことは間違いない。そうした割引を規制する流れになるのは仕方ないかもしれないが、家電量販店のポイント付与まで改悪させるというのは、法改正としてやりすぎなのではないか。

 高額なスマホを一括で購入する代わりに、ポイントをもらって他の電化製品を買うのに使うのを楽しみにしている人もいるはずだ。そうした庶民の買い物の楽しみ方を奪うために、わざわざ電気通信事業法を改正したのか。

 法改正で無理やり「端末の割引は上限2万円まで」というルールを作ってしまった故に、消費者に不利益にしかならない弊害が出てしまっているようだ。

 

筆者紹介――石川 温(いしかわ つつむ)

 スマホ/ケータイジャーナリスト。「日経TRENDY」の編集記者を経て、2003年にジャーナリストとして独立。ケータイ業界の動向を報じる記事を雑誌、ウェブなどに発表。『仕事の能率を上げる最強最速のスマホ&パソコン活用術』(朝日新聞)など、著書多数。

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