MSI「Katana」シリーズレビュー
いつでも「非常に快適」プレイ！ Core i9/i7とRTX 5070/5060搭載なのにこの価格、いま選ぶべきゲーミングノートPCを教えます
PCゲームをこれから始めようと考えている人は、スペースを取らずどこでもプレイできるゲーミングノートPCをチョイスするのがオススメだ。とはいえ、数多あるゲーミングノートPCの中からどれを選ぶべきなのか、悩む人も多いだろう。プレイスタイルによって求める性能は変わってくるものの、価格はピンキリで迷ってしまうのも致し方ない。
そんな人に紹介したいのが、エムエスアイコンピュータージャパン（MSI）の「Katana」シリーズで、コストパフォーマンスに優れた画面サイズの異なる複数のモデルをラインアップしており、プレイスタイルに合わせて選べるのが魅力だ。
今回は、15インチと17インチの2製品を紹介。それぞれの特徴をレビューする。
15インチサイズでCore i9 + RTX 5070/5060 Laptop GPUを搭載
MSI「Katana 15 HX B14Wシリーズ」。サイズは359（W）×262（D）×25.5（H）mm、重量は約2.4kg
「Katana 15 HX B14Wシリーズ」は、15.6インチのWQHD（2560×1440ドット）の液晶ディスプレーを採用したモデルで、CPUにインテル Core i9 14900HXプロセッサー（8P+16E/24コア/32スレッド）、もしくはインテル Core i7 14650HXプロセッサー（8P+8E/16コア/24スレッド）を搭載。GPUにNVIDIA GeForce RTX 5070 Laptop GPU 8GB GDDR7、もしくはNVIDIA GeForce RTX 5060 Laptop GPU 8GB GDDR7を組み合わせた、4モデル構成の中から選択するようになっている。
「HWiNFO 64」によるマシンの概要
ディスプレーのリフレッシュレートは165Hzで、FPSゲームでも敵の動きを把握できる滑らかさ、勝ちに拘る人にも満足できる仕様だ。またメモリーは、32GB DDR5（一部モデルは64GB/最大96GB）、ストレージは1TB NVMe SSDを搭載しており、初めてゲーミングノートPCを購入する人には十分すぎるスペックとなっている。
ディスプレーは15.6インチのWQHDで、発色もよく残像感はほとんど感じらず、165Hzのリフレッシュレートでも滑らかだった
天板には、MSIのエンブレムが刻印されており、ブラックで引き締まった筐体は、ゲーミングノートPCらしい仕上がりだ。キーボードは4ゾーンRGBバックライトを内蔵しており、設定により色や光り方をコントロール可能。1.7mmのキーストロークが確保されているので、しっかりした打鍵感があり、WASDキートップのみスケルトン仕様になっているなど、ゲームプレイの気分を高めてくれる。
天板にはMSIのエンブレムが刻印されたシンプルなデザイン
キーボードはテンキー付きで、WASDキートップのみスケルトンなのがゲーミングPCらしい
底面を見ると、銅色に輝くヒートパイプが確認でき、「Cooler Boost 5」と呼ばれる冷却設計は、2基の冷却ファンと5本のヒートパイプによりCPUとGPUの温度上昇を抑える。
底面からはヒートパイプがよく見える