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あのクルマに乗りたい! 話題のクルマ試乗レポ第26回

VIPのくつろぎが味わえる高級ワゴン「トヨタ グランエース」は走りもイイ!

文●松永和浩 モデル●霧島聖子(@renna1208)編集●ASCII

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5m30cmの長さで3列目までくつろげる
トヨタ「グランエース」

 東京モーターショー2019で参考出品され、2019年12月16日に発売されたトヨタのフルサイズ高級ワゴン「グランエース」。参考出品時から大きな話題となり、発売直後から注文が殺到。お値段650万円にもかかわらず、トヨタの日本国内年間販売目標である600台に対し、2020年1月末までの受注は約1000台となっています。

 海外向け新型ハイエースをベースに、乗用として仕立て直しされたグランエース。そのサイズは全長5300mm、全幅1970mm、全高1990mmと、これまでフルサイズミニバンとされてきたアルファードから全長で350mm、全幅で120mm、全高で55mmも拡大されています。海外向け新型ハイエースをベースにしてはいますが、グランエースは国内生産となっており、その生産はトヨタ車体です。そのため東京モーターショー2019ではトヨタ車体のブースで参考出品されていたのです。

 そのグランエースを「GOODRIDE 日本レースクイーン大賞2019」で大賞を受賞した霧島聖子(@renna1208)さんとともに見ていきましょう。なぜここでレースクイーンとグランエースを見ていくか? という疑問もあるかと思いますが、単に見た目のアイキャッチということではありません。レースクイーンのみなさんはサーキットへの移動などでミニバンの10人乗りやハイエースなどに乗る機会が多く、この種のモノボックスタイプのミニバンやワゴンは身近な存在なのです。特にグランエースがウリとする居住性の部分を一緒に考察することができる貴重な存在としてご登場いただきました。

 このグランエース、全長5.3mに全幅1.97m! という大きさはすべてリアの2列目、3列目シートに振り分けられていると言っても過言ではありません。グランエースには4列シート8人乗りの「G」(620万円)と3列シート6人乗りの「Premium」の2つのグレードがあります。今回は6人乗りのPremiumに試乗しましたが本当に広い。ご覧ください。3列目のシートでこのゆとり! 2列目と3列目は同一の電動調整式キャプテンシートが使われており、シート列による差別はありません。

 先ほどの3列目シート乗車時の2列目シートの位置は、向かって奥のシートポジション。霧島さんが座っているシートより10cmほど前方に配置されていますが、霧島さんの座っている向かって手前のシートポジションの足元のゆとりを見れば奥のシートポジションでもかなりの余裕があることがわかります。その向かって奥側のシートのポジションで2列目から3列目を見ると、その空間の余裕に驚きます。余裕で足を組める3列目シートのワゴンはかなり新鮮な印象です。

 シートポジションをそのままに、ラゲッジスペースを見てみると65cmクラス、50リットルのサムソナイトオイスターが小さく見えるほど広いスペースが広がっています。実際、旅客機受託手荷物最大サイズの90リットルクラスのスーツケースが、縦に4個入ってしまうほどの空間です。余裕で国際線の空港送迎をこなせます。

 グランエース Premiumの2列目と3列目に装備された電動シート「エグゼクティブパワーシート」はリクライニングとオットマンの調整を電動で行ないます。そして温度調整式のシートヒーターも装備。

 エグゼクティブな装備である電動オットマンはリラックス度がかなりアップする装備です。そして弱めに温度設定をしたシートヒーターのおかげで、とろけるような座り心地。シートバックをフルに倒すと寝転ぶこともできます。

 アルファードのエグゼクティブ・ラウンジにも同様のシートが2列目に装着されていますが、足元に余裕のある状態でシートバックをフルに倒そうとすると3列目シートに干渉して倒しきれず、シート全体を前方向にスライドさせなくてはなりません。身長にもよりますが、グランエースのこの状態と比べるとアルファードの場合は足が運手席や助手席のシートバックに当たってしまう場合もあります。

 霧島さん曰く「富士やもてぎなど近場のサーキットは終始ミニバンでの移動なんです。特にGW開催のSUPER GT富士の帰路は5時間くらい乗っていることもあります。普通のミニバンの3列目シートは固くて狭くて困ることもあるので、密やかに2列目シートの争奪戦が繰り広げられることもよくあること。でもグランエースならシートの争奪戦は起こらなそうですね」。

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