最新パーツ性能チェック 第257回
GTX 1060 3GBに肉迫するTuring GTXのエントリークラス
GeForce GTX 1650とGTX 750 TiからGTX 1060までの歴代GPUを比較
2019年04月29日 18時45分更新
NVIDIAの新エントリークラスGPU「GeForce GTX 1650」の販売が始まった。すでにスペックなどは速報記事で解説した通り、GTX 1650はTuringアーキテクチャーで作られた新コア「TU117」が使われており、CUDAコア数を896基に絞ることで大幅なコストダウンを達成した。そして、Turingベースなのでゲームの描画システム(ここではシェーダー)がより新しいゲームで強みを発揮する、というのがGTX 1650のセールスポイントだ。
実売価格はPalitの最安モデルでギリギリ2万円切り、ボリュームゾーンは税込み2万2000円程度。そして、高性能クーラーを搭載したハイエンドモデルは2万5000円前後という布陣になっている。GTX 1060と価格帯が重なっているため、今のところ価格的な魅力が薄くなっているのは残念だが、前述の新しい設計のゲームに強いこと、さらに一部の強OCモデルを除けば補助電源なしで動作するなど、将来性と運用面に長所がある。
すでに基本的なパフォーマンスはジサトラKTUの第103回目で紹介済みだが、今回は配信で紹介しきれなかった旧世代GPUとの比較などを含め、改めて記事という形でレビューしてみたい。

この連載の記事
- 第336回 4TBの大容量高速ポータブルSSD「Crucial X6」の実力を検証 2GBのファイルコピーが約4秒と爆速
- 第335回 Core i9-11900K、Core i7-11700K、Core i5-11600K速攻検証!Ryzenからシングルスレッド最速を奪還
- 第334回 WQHDゲーミング向けGPU「Radeon RX 6700 XT」の実力を試す【前編】
- 第333回 「Precision Boost OverDrive 2」でのOC方法を解説!Ryzen 5 5600Xの性能を引き出す設定は?
- 第332回 Samsung初のDRAMレスM.2 SSD「980」の実力は?
- 第331回 GeForce RTX 3060速報レビュー!VRAM 12GB&Resizable BAR対応のメインストリームGPUを検証
- 第330回 Radeon RX 6800 XTの性能を最も引き出せたCPUをゲーム12タイトルで検証する
- 第329回 Samsung のPCIe 4.0対応SSD「980 PRO」に2TBモデルが登場、その実力を他の2TBモデルと比較検証
- 第328回 Cyberpunk 2077に最適なGeForceはどれ?レイトレーシング最高画質で比較してみた
- 第327回 3年ぶりのモデルチェンジでSamsung「870 EVO」が最強の2.5インチSSDに
- 第326回 Cyberpunk 2077最高画質プレイに必要なRyzenとRadeonの組み合わせについて考える
- この連載の一覧へ