ASCII Power Review 第317回
本日発表:ゲーム機もつながるのに19万円台で買える24型オールインワンPC=「ASUS V600 AiO」実機レビュー
2026年06月03日 11時00分更新
ASUSは24型オールインワンデスクトップPC「ASUS V600 AiO (VM640)」を発表した。コンパクトに大画面PCを設置できるのが魅力で、キーボードとマウスも同梱されているので、購入してすぐ使い始めることができる。
またHDMIは出力端子だけでなく、HDMI入力端子も装備しているので、ゲーム機やHDDレコーダーを接続して、外部モニターとしても活用できる。自分の部屋に画面を増やしたくないという方にもってこいの製品だ。
ASUSから試用機を借りたので、製品のデザイン、使い勝手、パフォーマンスなどをチェックして、どのような方に適したマシンなのかじっくりと解説していこう。
Nintendo SwitchやPlayStationなどを接続して
23.8型の大画面でゲームを楽しめる
「ASUS V600 AiO (VM640)」はOSに「Windows 11 Home」、プロセッサーに「AMD Ryzen AI 5 430」(4コア、8スレッド、最大4.5GHz、28W[15~28W]、AMD Radeon 840M、最大50TOPSのNPU)を採用。メモリーは16GB(DDR5-5600、SODIMMスロット×2、最大64GB)、ストレージは512GB(PCIe Gen4 x4接続SSD)を搭載している。
ディスプレーは23.8型フルHD液晶(1920×1080ドット、100Hz、視野角水平178度/垂直178度、ノングレア)を装備。本体天面には、ポップアップ式の503万画素ウェブカメラ(Windows Hello顔認証対応)を内蔵している。
インターフェースは充実しており、USB 3.2 Gen1 Type-C(映像出力、本機への給電は非対応)、USB 3.2 Gen1 Type-A×3、USB 2.0、HDMI入力、HDMI出力、有線LAN(1000BASE-T)、3.5mmコンボジャックを用意。
ワイヤレス通信はWi-Fi 7、Bluetooth 5.4をサポートしている。ノートPCにはめったに搭載されないHDMI入力端子を装備しているので、Nintendo SwitchやPlayStationなどのゲーム専用機を接続して、23.8型の大画面でゲームを堪能できる。
本体サイズは541×244×415mm、重量は約5.76kg。本体調節機構は上20度~下5度の上下角度調節機構(チルト)のみを用意している。
ハードウェア的にはAMD Ryzen AI 5 430、16GBメモリー、512GBストレージという構成のみで、「Microsoft 365 Personal (24ヶ月版)」/「Office Home & Business 2024 オプション付」が付属する「VM640GA-WPC006WS」が22万9800円、オフィスアプリ非搭載の「VM640GA-WPC006W」が19万9800円だ。スペック表には最大メモリー容量として64GBと記載されているので、メモリー交換できる可能性が高い。メモリー増設、換装の際にはサポートサイトで手順を確認してほしい。
V600には上位の27型モデルもあり、価格は24万4800円と27万4800円である。
18インチの大画面ノートPCの1.75倍
大画面は正義なのだ
本製品最大の売りはなんといっても23.8型フルHD液晶ディスプレーだ。ノートPCのディスプレーが最大でも18インチであることを考えると、「ASUS V600 AiO (VM640)」の画面サイズはその約1.75倍に相当する。
解像度自体は決して高いとは言えないが、長時間作業するための画面としては目の疲れを低減してくれるし、大きな画面ならではの迫力を味わえるというメリットもある。また最大100Hzのリフレッシュレートはゲームプレイ時に滑らかな表示が可能という恩恵も受けられる。
また標準で同梱されるキーボード、マウスはワイヤレス仕様で、キーピッチは実測19.2mm、キーストロークは実測2.5mmが確保されている。マウス内にUSBドングルが収納されており、もちろんペアリング済みなので、USB端子に接続すれば即利用可能だ。
機能的にはシンプルなキーボード、マウスだが、使いやすい入力デバイスである。もちろんこだわりがあるのであれば、サードパーティー製キーボード、マウスを取り付けてもよいだろう。
本製品のユニークな装備がポップアップ式の503万画素ウェブカメラだ。これはWindows Hello顔認証に対応しており、パスワード入力なしにWindowsにログインできる。また使わないときは収納しておけば、物理的にレンズがふさがれるので、たとえマシンがハッキングされたとしても映像が流出する可能性はない。
ディスプレーベゼル部にカメラを内蔵していないことにより、狭額仕様となっているのもデザイン上の優位点だ。画質についても室内灯下で明るく、自然な発色で撮影でき、ノイズもほとんど目立たない。大画面と相まって、快適にビデオ通話を楽しめるマシンである。
Ryzen AI 5 430の速度は必要十分
軽めのオンラインゲームのプレイ可能
最後にパフォーマンスをチェックしよう。今回の仕様機のスペックはAMD Ryzen AI 5 430/メモリー16GB/ストレージ512GBという構成だ。
CPUベンチマーク「CINEBENCH 2024」のCPU(Multi Core)は432pts、CPU(Single Core)は106pts、「CINEBENCH 2026」のCPU(Multiple Threads)は1782pts、CPU(Single Core)は712pts、CPU(Single Thread)は431ptsを記録した。
CPU性能としては、ブラウジング、オフィスアプリ、オンライン会議、軽めの写真編集などであれば十分な性能を備えている。動画編集については、4K動画では書き出し時に待たされる可能性が高いが、フルHDであれば実用的と言えるだろう。
「CINEBENCH 2024」のCPU(Multi Core)は432pts、CPU(Single Core)は106pts。「CINEBENCH 2026」のCPU(Multiple Threads)は1782pts、CPU(Single Core)は712pts、CPU(Single Thread)は431pts
3Dベンチマーク「3DMark」のPort Royalは528、Time Spyは1469、Fire Strikeは3359、Wild Lifeは8260pts、3Dゲームベンチマーク「ファイナルファンタジーXIV:暁月のフィナーレ ベンチマーク」(1920×1080ドット、標準品質、ノートPC)のスコアは5011(普通)、「FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION BENCHMARK ver 1.3」(標準品質、1920×1080ドット、フルスクリーン)のスコアは1765を記録した。
3Dグラフィックス性能については、軽めのオンラインゲームや、少し古めの3Dゲームであれば画質を調整すればプレイ可能だ。ただ新しめのゲームはフルHD解像度でも厳しい可能性がある。最新のAAAタイトルをプレイしたいのであれば、素直にNintendo SwitchやPlayStationを接続することをオススメする。
「ファイナルファンタジーXIV:暁月のフィナーレ ベンチマーク」(1920×1080ドット、標準品質、ノートPC)のスコアは5011(普通)。「FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION BENCHMARK ver 1.3」(標準品質、1920×1080ドット、フルスクリーン)のスコアは1765
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