当時は最高峰のスペックでした
CPUはMC68HC000(15.6672MHz)。モトローラ製のチップで、モトローラではCPUではなくMPUと呼んでいました。68000のHCMOS版で、オリジナルの68000より消費電力が低いため採用されたようです。
メモリーは2MBで最大9MBまで拡張が可能。オンボードが1MBあって、1MBのメモリーボードが挿さっています。当初から4MB搭載するモデルもありました。
ディスプレーは10インチのTFT液晶。解像度は640×400ドット。バックライトがあるモデルとなしのモデルがありますが、ウチのには付いていません。1bitなので表示できるのは白か黒だけ、カラーはおろかグレーも表示できません。
FDDモデルのほか、Conner製の40MB HDDを内蔵したモデルもありました。GBやTBの間違いではありません。MBです。GBでいえば0.04GB。TBなら0.00004TB。もう誤差の範囲。Macintosh Quadra700を買ったときに160MB HDDが入っていて、一生使い切れないと思ったのになぁ。
このConner製HDDはやっかいで、SCSI接続なのですが一般的なコネクターではなく独自の物になっています。つまりそのままデスクトップ用のHDDへの換装はできず、ケーブルを自作しなくてはなりません。ウチのもHDDモデルだったのですが、すでに動かなくなっていたので、ケーブルを作ってデスクトップ用のQuantum製にしました。容量はいくつだったかなぁ。たぶん40MBではないかと思うのですが。
バッテリーはクルマやバイクでよく使われている鉛蓄電池。購入時に欠品していたので現物は観たことがないのですが、バッテリーのスペースが140×85×45mmぐらいあるので握りこぶしよりも大きそうです。
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