コーヒー豆をいただいたけどミルがない
先日、コーヒー豆を挽くコーヒーミルを購入しました。うちにあるコーヒーメーカーはミルが付いていません。コーヒーを買うときはコーヒー粉にしたり、お店で豆を挽いてもらったりしています。それで全然問題なかったんですが、海外旅行のお土産にいただいたコーヒーがなんと豆。そのままじゃどうにもならないので、急きょ買いに行くことになった次第です。
いただいた豆はインドネシア土産。バリ島に行ったとき、コーヒーをKopi(コピ)と呼ぶと知ったのですが、このコーヒーにもKOPI ASLI INDONESIAの文字がありました。これはインドネシア語で、本物のインドネシアコーヒーみたいな意味だそうです。
アノマリコーヒーというインドネシアの大手コーヒーメーカーの商品で、ジャカルタやバリには同社のカフェもあります。本物をうたっているだけあって、豆もすべてインドネシア産です。
銘柄はACEH GAYO。アチェ・ガヨと読みます。インドネシアでは代表的な銘柄のひとつで、スマトラ島のアチェ州ガヨ高原で栽培されているアラビカ種のコーヒーです。スパイシーな香りと口にしたときのダークチョコレートのような香りが特徴で、酸味が少なくてコクがあるというワタシ好みの風味をしています。
ちなみにアチェ州では昔からコーヒーの生産が盛んで、インドネシアから輸出されるアラビカ種プレミアムコーヒーの4割がアチェ産だそうです。
コーヒーにはスペシャルティコーヒーやプレミアムコーヒーという格付けがあって、スペシャルティはその名のとおり最高級の特別なコーヒー。品種や生産地が明確で、選別や品質管理などが一定以上の基準で設けられ、味覚評価テストで合格点を取ったものだけがそう呼ばれるのだとか。プレミアムは評価テストこそ受けていませんが、そのほかの条件は同じで、さらに生産地の個性があるようなものを指すそうです。
電動式コーヒーミルは3種類あります
すっかり脱線してしまいましたが、そんなわけでコーヒーミルです。ご存知のとおりコーヒーミルは電動式と手動式がありますが、手軽さなら断然電動式。あっという間に粉になるし、なにより楽ちんです。
電動式には3種類あって、ひとつはカッターが回転して豆を砕くプロペラ式。小型で比較的安価ですが、カッターの刃が当たらないと粉砕されないため、粒の大きさが不揃いになりがちです。
また、挽かれた豆が下に落ちずに砕かれ続けるので、微粉と呼ばれる細かい粉末ができやすく、苦みや渋みが出てしまうこともあるようです。豆を覆っている薄皮も粉状になるので、それもまた雑味の元になってしまいます。
もうひとつは手動式と同じようにギザギザの歯で豆をすり潰す臼式。挽かれた豆は下の粉受けに落ちるため、プロペラ式に比べると微粉が出にくい構造になっています。
粒の大きさのバラツキも小さく、薄皮が粉状になることもないので雑味は少なめ。粉の挽き具合はダイヤルなどで調整できます。プロペラ式より高価なのと、据え置き型のため置く場所が必要なのが難点です。
3つ目は喫茶店などで使われる業務用と同じカット式。特殊な刃で豆を切り刻むようにして粉砕します。プロが使うだけあって性能は抜群で、臼式より短時間で挽くことができ、粒の大きさの均一度も高く、微粉もほとんど発生しません。
どうせ買うならカット式にしたいところですが、安いものでも2万円近いので、お値段的にも置き場所的にも厳しいものがあります。それに大量に挽くなら電動一択ですが一度に淹れるのはせいぜい3、4杯分ですし、それほど急いで挽きたいということもありません。むしろコーヒーを飲むときはゆったりしたいときです。

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