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こんなに進化したブレードサーバー

IBM BladeCenterが実現する高い信頼性と稼働率

2008年09月08日 19時08分更新

文● ネットワークマガジン編集部

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画像データの圧縮で快適作業を実現

 IBMのワークステーションブレードは、HC10とCP20にIGTA(I/O&Graphics Transmission Adapter)と呼ばれるチップを搭載することで問題を解決している。IGTAは、画像データやユーザーが操作するキーボードやマウスの信号を圧縮するハードウェアで、ネットワークを介した高速の画像転送を実現する。IGTAは圧縮と同時に画像を暗号化するため、安心して利用できる。IGTAはOSからはディスプレイとして認識されるため、特別なデバイスドライバや専用のソフトウェアを用意する必要はない。

 シンクライアントのCP20にはUSBのコネクターが備えられているが、接続する機器のクラスによって、使用を制限することもできる。たとえば、キーボードやマウスは利用できるが、USBメモリーは使用不可というような運用により、ユーザーが不用意に重要なデータを持ち出すのを防げる。

 ワークステーションブレードを利用することで、ユーザーの作業スペースに大きなワークステーションを置く必要がなくなり、作業環境の快適性が向上する。また、管理者サイドから見ると、ハードウェアをまとめて管理することで、OSのアップデートやパッチあての作業を確実にできるなど、管理性も大きく向上する。サーバーと同様に、ワークステーションでも集約・統合によって管理しやすくできるのだ

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