このページの本文へ

前へ 1 2 次へ

2万円台モデル投入でネットカフェにも続々採用!

シンクライアントで笑いが止まらない!? 日本HP

2008年10月02日 04時00分更新

文● 新 淳一/ASCII.jp

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

 情報漏えい対策やIT統制をきっかけに「シンクライアント」に注目が集まっている。IDC Japanが2008年4月に発表した市場予測では、シンクライアント専用端末の出荷台数は2007年の実績値で11万1000台。2012年には67万台超となり、2007年~2012年の出荷台数における年間平均成長率は43.4%にもなるという。

国内シンクライアント市場 専用端末/シンクライアント化端末出荷台数予測、2007年~2012年(出典:IDC Japan, 4/2008)。2007年までは実績値、2008年以降は予測。シンクライアントにはディスクレスPCを含む。IDCの予測では、関連サービスを含めたシンクライアントソリューション市場規模は、2012年には1770億円に達するという。

 日本ヒューレット・パッカードから新しいシンクライアント2機種が10月1日に発表されたので、「シンクライアント市場はさぞ盛り上がっているんでしょうね」と日本HPの広報に水を向けてみると「IDCさんの予測ほどではないんですけどね」と笑いながら答えが返ってきた。今年は昨年の倍ほどのペースで需要が伸びており、「2008年は本格導入期に入った」と見ているという。

t5545
HP t5545 Thin Client。本体サイズは幅52.07×高さ209.55×奥行き215.9ミリ、重量は1.54kg

 今回発表されたのは、Linuxをベースとした独自の新OS「HP ThinPro」を搭載したエントリーモデル「HP t5545 Thin Client」と、Windows XP Embeddedを搭載したスタンダードモデル「HP t5630 Thin Client」。t5545は2万9400円、t5630は4万8300円と価格も安く、戦略上、重要な役割を果たす製品として位置づけているようだ。日本HPのシンクライアントのラインアップは、今回の2機種と従来からあるノート型2機種とハイエンド機1機種で、計5機種になった。

 両機種は、サーバーやブレードPCに対するアクセス端末としての利用を想定している。画面情報を転送するプロトコルは、ICAとRDPに対応し、t5545はCitrix ICA 10とRDesktop 1.6、t5630はCitrix ICA 10とRemote Desktop 6.0が利用できる。Citrix XenDesktop DDC、VMware VDMなどのデスクトップ仮想化ソフトなどにも対応し、ブレードPCや仮想デスクトップをリモート操作できる。

(次ページ「シンクライアントの気になるスペック」に続く)

前へ 1 2 次へ

ピックアップ