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グリーンITなIBM製ブレードサーバー登場

SSD採用で電気代3割減のブレードサーバー

2008年09月04日 04時00分更新

文● 新 淳一/ASCII.jp

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IBM BladeCenter HS12
日本IBMのエントリー向けブレードサーバー「IBM BladeCenter HS12」に加わった新モデル(8028-4LJ)

 世間ではグリーンITが叫ばれているが、エコの話はさておくとしても、電気代は安いにこしたことはない。24時間稼働しっぱなしのマシンルームは、ただでさえ電気を食いまくる。そこになんと、同等のパフォーマンスを発揮する従来製品と比べて、消費電力が半分、システム運用にかかる電気代を35%軽減できるブレードサーバーが登場したというから驚いた。

 日本IBMのエントリー向けブレードサーバー「IBM BladeCenter HS12」に加わった新モデル(8028-4LJ)には、インテルの低消費電力クアッドコアCPU「Xeon L5420」が採用されている。確かにCPUはマシンの消費電力に大きく影響するものだが、加えて、消費電力の少ないDDR2メモリーを採用。さらに、従来のHDDに比べて消費電力を87%抑えるソリッドステートドライブ(SSD)をオプションで選ぶことにより、電気代が大幅にカットできるという。

 日本IBMによると、従来の同等スペック製品、BladeCenter HS21(型番8853-L4J)をBladeCenter H(最大14枚のBladeCenterサーバーを収納できるシャーシ)に搭載した場合と比較して、シャーシ1台あたり年間電気料金を約35%、金額にしておよそ15万円の電気代を節減できるという。

 とはいえ、一般的にSSDは高い。8028-4LJの最小構成価格は22万2600円だが、あくまでもHDDを搭載していない場合の話だ。仮にHDDを追加する場合の最小構成は、73GBのHDDを1台足すかたちで、計26万4600円。HDDの代わりにSSDを搭載すると、最小構成では31.4GBのSSDを1台足すかたちとなって、22万2600円+15万5400円で、計37万8000円となる

 なお、8028-4LJにはディスクを最大2つ搭載できるが、SSDは31.4GBのもの1モデルのみ。つまり最大搭載容量は、31.4GB×2=62.8GBとなる。サーバーとして心許ない気もするが、日本IBMによると「SSDを希望されるお客様のほとんどは、データ自体は外付けディスクをお使いになり、SSDにはアプリケーションのみ、というパターンになります。そのため、この容量でも十分対応が可能なお客様にご提案するソリューションになっています」とのこと。

 ちなみに、メモリーの最大搭載容量は24GB。従来製品同様、IBMのサーバーの消費電力と熱に対するソリューション・ポートフォリオ「Cool Blue」を採用。IBMシステム製品の統合管理ソフト「IBM Director」ファミリーにも対応する。異なるOSで稼働するサーバーの一元管理や、システムの使用電力管理をする「IBM Director Active Energy Manager」の活用で、システムの省エネルギー化をサポートできる。  また、HDDや電源経路が二重化されているなど可用性も高い。エントリーモデルとはいえ、メールサーバーやファイルサーバーなどのオフィス用途からビジネスアプリケーションまで、幅広いシステムの構築、更新や統合に活用できる。出荷は9月10日からだ。

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