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「安い」だけじゃない! ここまで使える「低価格サーバー」活用術

自由に使える低価格サーバー

2008年10月08日 04時00分更新

文● ネットワークマガジン編集部

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中小企業や大企業の部門単位を中心に超低価格のサーバーが人気を集めている。最小構成では1万7000円程度という驚愕のキャンペーン価格も飛び出す「超低価格サーバー」の実力を探ってみよう。

本記事はネットワークマガジン 2008年5月号掲載の特集記事に一部加筆修正して転載したものです

ML115を選んだ3つの理由

ProLiant ML115
日本ヒューレット・パッカードのProLiant ML115。2008年10月6日現在に実施しているスタートダッシュ3 キャンペーンでは、最小構成価格が1万6800円となっている(10月28日まで)

 ノベルといえば、WindowsやLinux普及以前にネットワーク用OS「NetWare」を発売し、企業のネットワーク導入の旗振り役となった企業だ。1993年にPC用UNIX「UnixWare」をリリースしたが、1995年に売却。その後、2003年にSUSE Linuxの開発元である独スーゼを買収し、現在はSUSE Linuxの販売やインテグレーション、トレーニングなどを事業の柱の1つとしている。ノベルがトレーニング事業のために実際に日本ヒューレット・パッカードの低価格PCサーバー「ProLiant ML115」を20台導入したというので、五反田のオフィスに伺い、ProLiantML115を選んだ理由や使用目的などを聞いてみた


高橋正裕氏
選定理由などを話してくれたカスタマーサービス本部トレーニングサービスグループ技術教育エンジニア マネージャーの高橋正裕氏。OSベンダーなだけに、BTOではOSレスモデルを選んだそうだ
岡本剛和氏
アカウント営業統括部Linuxテクノロジー スペシャリストの岡本剛和氏。実習用OSをネットワークインストールすることもあるが、「同じ機種で統一されているため、作業が楽なのが助かる」という

 ノベルでは、以前よりベンダーやユーザー向けにトレーニングを実施しており、実習機材として多数のPCを利用していた。ところが2007年中頃に機材のリース期間が終了するため、新たなPCの導入を予定していたという。新たなPCの選考ポイントはいくつかあり、おもなものを挙げると、
(1)安価であること
(2)SUSE Linuxの動作保証がされていること
(3)仮想化支援機能を内蔵するCPUを搭載していること
となった。

 まず(1)の価格だが、トレーニングルームでは、ユーザーの実習用に18台、講師用に2台の合計20台が必要だった。これだけの台数になると、1台あたりの価格が総費用に大きく響いてくる。1台20万円のサーバーでは合計400万円だが、5万円なら100万円に収まる。価格が重要な選定ポイントになるのもうなずける。

 また、SUSE Linuxのトレーニングに使う以上、(2)は必須だ。いくら高額なサーバーを導入しても、肝心のSUSE Linuxが使えなければ意味がない。その点、ヒューレット・パッカードは多くのサーバーで「SUSE Linux Enterprise Server for ProLiant」のバンドルオプションを用意しており、動作を保証している。実は、WindowsとRed Hat Enterprise Linux、SUSE Linuxの3種類のOSをサポートしているサーバーはそれほど多くない


バンドルOSのオプション
ProLiant ML115のバンドルOSのオプション。「SUSE Linux Enterprise Server for ProLiant」の文字がある

 そして選考ポイントの(3)だ。現行の「SUSE Linux Enterprise Server10」は、仮想化ソフトウェア「Xen」を搭載しており、ノベルではXenを活用するトレーニングも実施している。Xenをフルに活用するには、CPUが搭載する「Intel VT」か「AMD-V」という仮想化支援機能が必要となる。そのため、AMD-Vを搭載しながら安価なProLiant ML115を選ぶことになった。





お詫びと訂正:記事掲載当初、写真に対する説明文が入れ代わっていました。関係各位にお詫びするとともに、訂正いたします。記事は訂正済みです(2008年10月8日)。

(次ページ「オプションも安価に」に続く)

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