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古田雄介の“顔の見えるインターネット” 第24回

サイト更新で死にかけた「かーずSP」

2008年05月12日 08時00分更新

文● 古田雄介

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「かーずSP」がアンデンティティー


── 現状の流れからすると、サイトの更新よりもライターのほうを優先したと見ることもできますね。

かーず 確かにそうですが、目指すところは両立なんですよ。サイトの更新を止めたり、サイト自体を辞めるとかなると、僕は「かーずSP」じゃなくなっちゃうんです。

 ライターとしての僕の価値のひとつに「萌え系ニュースをやっている人」というのがあるんです。サイト運営には、そういうアイデンティティーがあるので、辞めません。本当のところ、今年はライター仕事を抑えて、サイトに生きる男になろうと思ったんですよ。でも、なってないんですけど(笑)。まあ、でも、どちらか取れって言われたら、僕はサイトをとりますね。収入的にはサイトの方が全然儲からないんですけど。


── しかし、サイト運営も、アフィリエイトを積極的に取り込んだら、かなり大きな収入になりそうですよね。

かーず 言われますね、それ。でも、副業で稼いだお金は貯金しないで趣味に使い切ると決めているので、ゲームやアニメのDVD、本やPCパーツに変わっています。だから、そういう方向に行く気はないです。僕はお金を稼ぐよりも、お仕事として好きな声優さんとお会いしたりとか、ゲームをやったりアニメを観たりするのが好きなんです。副業では趣味に生きる男なんですよ。本業は、あくまで製麺業ということで。


── サイト運営やライターとしては、ビジネスよりもホビー魂のほうが強いわけですね。アマチュアとかそういうことではなく。

かーず あ、そうですね。ライターとしても、本腰を入れたオタクの人がオタクの記事を書くことを求められていると思うので、その原点はなくしたくないんですよ。その原点は僕にとってサイト運営でもあるので、そこはなくしたくないですね。本当、オタクを辞めたら、僕はライターとしての価値がなくなるので(笑)

かーず氏の著書

かーず氏が手掛けた同人誌「まじカル!2007〜まじめにカルチャーを語る会」(左)と、「まじカル!2008SP」を付録にした三才ブックスの「現代視覚文化研究 Vol.2」


筆者紹介──古田雄介


 元建設現場監督で、元葬儀業者で、現古銭マニアのデジタル&サブカルライター。ゲームはファミコン、アニメは北斗の拳時代で止まっているので、最新トレンドは定期的に単語カードで覚えています。「古田雄介のブログ」では、皆さんのお勧めサイトを募集中です!



*次回は5月26日掲載予定


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