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古田雄介の“顔の見えるインターネット” 第57回

ニュースは鮮度より品質で勝負 「駄文にゅうす」のネタ探し術

2009年09月21日 16時00分更新

文● 古田雄介

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 複数のサイトやブログから面白い記事を集めて紹介するニュースサイトは、ネット上に無数に見つかる。そのニュースサイト管理人の間でも「どうやってネタを集めているのか分からない」とたびたび話題にのぼるのが「駄文にゅうす」だ。

 ニュースサイトの記事選びの典型例としては、メジャーなサイトのURLをRSSリーダーで読み込み、最新記事から琴線に触れたものをピックアップしていく方法が挙げられる。しかし、駄文にゅうすが採りあげる記事は、必ずしも最新エントリーではなく、場合によっては数年前のネタが拾われることもある。メインのネタと内容がつながる「関連記事」として採りあげるものも初出のサイトが多く、時系列や特定のサイト群に縛られていない。

 管理人のFrom E氏は「どうして何処のサイトも同じ様なネタや記事を紹介しているのか? 他からネタを引っ張らずに独自にネタ探しをするのはそんなに難しい事なのか?」という疑問から、そうしたピックアップ方法を実践し、実に7年以上も継続している。

 顔の見えるインターネット 第57回は、そんなFrom E氏独特のニュースサイトにかけるこだわりと、実践方法の「心・技・体」についてビデオチャットにて聞いた。

駄文にゅうす

 2002年7月に、ホームページ「はっぴい!ぱらだいす!」から独立してスタートしたニュースサイト。3日に1回程度のペースで更新を続けており、過去の記事のアーカイブとして公開し続けている。カテゴリとしてはネットやマンガ、ゲームに関連したネタが目立つが、全体を通して筆者の考察を含む示唆に富んだ記事を選ぶ傾向が強い。

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