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古田雄介の“顔の見えるインターネット” 第24回

サイト更新で死にかけた「かーずSP」

2008年05月12日 08時00分更新

文● 古田雄介

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「エロゲー」データの公開サイトが原点


── もともと、「かーずSP」はどんな目的で作ったのでしょうか?

かーず 僕は美少女ゲームが非常に大好物でして、昔からやっていたんです。当時は回想シーンが用意されていなかったので、Hシーンの前にセーブを取っていたんですが、ある日、HDDが吹っ飛びまして、この世の終わりかと思いました。

 それで、バックアップの重要性を学び、ネット上のフリースペースにセーブデータを上げるようになったんです。ただ、単に上げるだけじゃもったいないので、「同志」にも公開するという、いわゆるエロゲーのセーブデータ公開サイトとして始めたのが「かーずSP」の最初ですね。

 しばらくすると、少人数でしたが、毎日来てくれる人も出てきました。そういう人たちに向けて、自分がチェックしているニュースを紹介するようになったのが、2001年の9、10月頃です。


── その時に、紹介するニュースのジャンルはある程度決めていたんですか?

かーず 自分に響くもの、だいたいオタク系のニュースですね。個人フラッシュネタを取り入れたのは、それからもうしばらく経った2001年11月です。

 その頃、ある美少女ゲームを題材にした面白いフラッシュアニメを見つけて、それが入り口になりました。以降は、萌え系とフラッシュ、それに猫関連を基本に紹介しています。ただ、取り上げるゲームやアニメの作品は、僕の興味の移り変わりで結構変動していますが。


── では、ニュースを少しずつ紹介していくうちに、更新数が増えていったという感じですか?

かーず そうですね。紹介するとリアクションがあるんですよ。それが面白くて「じゃあもっと紹介してやれ!」という感じで。そうやっているとアクセス数も増えますよね。そのサイクルが気持ちよくて、一時期はどんどんはまっていって、時間が長くなっていく一方でした。


── ブレイクしたのは、やはりフラッシュを取り入れてからですか?

かーず 正確には、2ちゃんねるにフラッシュ板が立ったあとだと思います。2002年の正月明けに板ができたのですが、ひろゆきさん(2ちゃんねる管理人の西村博之氏)がその板に「盛り上がらなかったらかーずさんが悪いってことで……」というようなことを書いていたんですよ。完全名指しじゃないですか(笑)

フラ板

2002年1月17日に、2ちゃんねるに「動画鑑賞板」が作られ、これが現在の「FLASH・動画板」となった。囲み部分にひろゆき氏の書き込みがはっきり残っている

 で、フラッシュ板を立てた男みたいになっちゃって、1日300アクセスくらいだったのが突然4000アクセスに膨れあがったんです。そして「フラッシュを見るならかーずSPに行け」みたいな雰囲気ができたという。ありがたいことですけど、更新を休むわけにいかないというプレッシャーが生じて、お盆も正月も休まずに動いていました。

 その後、「俺ニュース」という伝説のオタク系ニュースサイトが閉鎖して、そこからユーザーが流れ込むなどして、ピーク時には1日2万5000アクセスくらいになりました。その後、2回のドメイン変更を行って、今は1日1万5000アクセスくらいで落ち着いていますね。

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