日本仕様の導入時期、価格は未定

アウディ、5気筒エンジン50周年を祝う限定車 カーボン尽くしの「RS 3 competition limited」

文●モーダル小嶋/ASCII

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 アウディは3月13日、5気筒エンジン誕生50周年を記念した特別仕様車「Audi RS 3 competition limited」を公開した。ドイツ本国向けの発表資料によると、同車は750台限定で生産されるモデルで、Audi SportがRS 3をベースに走りと内外装の両面を強化した“コレクターズモデル”という位置付けとなる。なお、Audi Japan Press Centerでは、日本仕様の導入時期と価格は未定としている。

5気筒50周年を飾る、750台限定のRS 3

 今回のRS 3 competition limited最大のテーマは、1976年の第2世代Audi 100から続く5気筒エンジンの系譜を祝うことにある。アウディはこの限定車を、50年にわたる5気筒の成功物語を象徴するモデルと位置付けており、フロントとリアにはヘリテージカラーを採用したエンブレムを装着。限定車としての特別感を、エンジンだけでなく視覚面からも強く打ち出した。

Audi RS 3 Sportback competition limited

Audi RS 3 Sedan competition limited

 エクステリアでは、マットカーボンのカナードやフロントリップ、ミラーハウジング、サイドスカート、リアスポイラー、ディフューザー周辺のトリムを採用。19インチホイールはネオジムゴールドマット仕上げで、ダークカラーの専用マトリクスLEDヘッドライトは、ロック時やアンロック時に5気筒エンジンの点火順序「1-2-4-5-3」をモチーフにした点灯パターンを見せる。

 ボディーカラーはデイトナグレー、グレイシアホワイトマット、そしてラリー時代のAudi Sport quattroを想起させるマラカイトグリーンの3色が用意される。

400PSの5気筒ターボと、専用サスペンションで走りを磨く

 パワートレインには、2.5L直列5気筒TFSIエンジンを搭載する。最高出力は294kW(400PS)、最大トルクは500Nmで、0-100km/h加速は3.8秒、最高速度は290km/hに達するという。

 アウディは、この直列5気筒を同セグメントで唯一無二の存在と説明しており、独特のサウンドも大きな見どころだ。RSスポーツエキゾーストシステムは可変フラップ制御を備え、ドライブセレクトのモードに応じて、より重厚な排気音を強調する。

Audi RS 3 Sportback competition limited

Audi RS 3 Sportback competition limited

Audi RS 3 Sportback competition limited

Audi RS 3 Sedan competition limited

Audi RS 3 Sedan competition limited

Audi RS 3 Sedan competition limited

 足まわりでは、新しいリアスタビライザーを含むコイルオーバーサスペンションを初採用した点が大きい。ショックアブソーバーは圧縮側と伸び側の調整が可能で、ドライバーの好みや路面状況に合わせてセッティングを変更できる。

 これに加え、トルクスプリッターやセラミックブレーキ、空力性能を意識した追加エアロパーツも組み合わせることで、限定モデルにふさわしいシャープなハンドリングと高速域での安定性を狙った構成となっている。

シリアルナンバー入りの専用内装、日本導入時期は未定

 インテリアも、このモデル専用の仕立てだ。ブラック、ネオジムゴールド、ジンジャーホワイトを組み合わせたカラーコーディネートを採用し、ドアライティングには「RS 3 competition limited」のレタリングを投影。センターコンソールにはシリアルナンバーが入る。

 RSバケットシートやマットカーボン製バックシェル、専用デザインのデジタルインストルメントなど、コクピット全体が特別なRS 3であることを強く主張する内容といえる。

Audi RS 3 Sportback competition limited

Audi RS 3 Sportback competition limited

 ボディータイプはSportbackとSedanの2種類を設定。ドイツ市場向けモデルは事前に仕様が固められており、3ゾーンエアコンディショナー、シートヒーター、Sonosサウンドシステム、多数の運転支援システムなども標準装備する。

 欧州では2026年半ばから納車開始予定だが、日本向けについては現時点で導入時期、価格とも未定。とはいえ、5気筒エンジンの節目を象徴するアニバーサリーモデルとして、アウディファンに強い印象を残す1台になりそうだ。

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