フォルクスワーゲン「ゴルフ ヴァリアント TDI」
カタログ値超えの実燃費! ゴルフ ヴァリアントで1000km走破に挑んでわかったディーゼルの強み
長距離ドライブに適したクルマとは何か? そんな問いの前にはさまざまな声が上がりそうですが、ワンタンク航続距離が長い、つまり「アシの長いやつ」が重宝されるのは間違いないでしょう。
そこで今回は、アシが長くて燃料も経済的なディーゼルエンジンを搭載するフォルクスワーゲンの「ゴルフ ヴァリアントTDI」でロングツーリングを敢行! かかった費用もお伝えします。
往路は復路への余裕を楽々残して終了
今回のドライブは静岡県の東部を起点とし、大阪オートメッセの会場であるインテックス大阪を目指す、というものです。このルートでは片道約400km、往復800kmとなっています。旅のお供であるゴルフ ヴァリアントTDIのWLTCモード燃費は20.1km/L。タンク容量は51Lなので、計算上は約1025km走る計算となります。
これではワンタンク往復が楽勝でつまらないので、道中の寄り道も大歓迎で旅をすることに決定。思い付きでの「行ってみたい!」もエネルギー補給に時間がかからないディーゼルならば問題ないはずです。
そんなことを思いながら旅をスタート。なお、今回は燃費走行を特段意識せず、基本的にアダプティブクルーズコントロール任せで移動します。最初は三島駅にて大阪オートメッセへ同行する(往路のみ)、別媒体の編集部員を迎車するところからスタート。満タン後、三島駅までは約10kmという距離でしたが、ここまでの燃費は16.5km/Lでした。
そこから長泉沼津より新東名に乗り、途中、別の案件で愛知県は春日井市に寄り道。この段階で給油からの走行距離は251km。高速道路でグングン燃費は伸びて、22km/Lとなりました。
再び高速道路に乗って大阪を目指し、無事に最寄りのホテルに到着。ここまでで457kmを走り燃費は23km/Lです。なお、この段階でメーター上の残り燃料は約6割で航続可能距離は630kmと表示されていました。余裕そうだったので「帰りは神戸くらいまで足を延ばしてみるか~」とこの時は思っていたのでした。
神戸行きは断念! 真っ直ぐ帰るつもりが……
しかし、会期中に大阪市内へ買い出しに行ったり、伊丹空港まで別媒体の編集長を送ったりと、ちょいちょい市街地を中心に移動したため燃料を消費。これまで走行した585kmのうち、高速道路の区間が長いため、メーター上の燃費は21km/Lですが、燃料残量は半分を切り航続可能距離も440kmとなっていました。
神戸まで足を延ばそうと思っていましたが、これではワンタンクで帰れなくなりそうなので、「とりあえずまっすぐ帰路を目指すか」と高速道路へと乗りました。
すると燃費が回復し、残り航続可能距離の表示も伸びてきます。「うーん、これなら寄り道できそうだなぁ。これまでそれっぽい絵が撮れてないので、何かゴルフ ヴァリアントで関西方面へ行った感じの写真を撮りたい……。そうだ琵琶湖、行こう」と思いつき、急遽予定を変更。
京都東ICを降りて、琵琶湖を一望するために比叡山ドライブウェイを目指します。インターを降りた時点での航続可能距離は400kmでしたが、ワインディングを登るとみるみる表示が減っていき、なんと航続可能距離が260kmまでに!「たぶん、高速に乗れば回復するから大丈夫、大丈夫」と自分に言い聞かせながら走行。
でも、このワインディングで新たな発見もありました。それはハンドリング性能が良いこと。長距離ドライブでは直進安定性が優れていて、長時間でも疲れないことを実感しながらここまできましたが、ハンドリングもロールが抑えられていて安定しているのです。また、トルクフルなディーゼルエンジンは上りのワインディングをグイグイ上っていきます。
ワインディングでも神経を使う点がなく、疲れない。どんな道でも移動する道具として、ゴルフ ヴァリアントは優れているとあらためて感じた時間でもありました。
無事にワンタンク1000km超え達成!
琵琶湖とゴルフ ヴァリアントの写真を撮影して、再び高速道路へ。航続可能距離は回復し、草津PAでの航続可能距離は330km。しかし、ナビに表示された残りの距離も330kmなのでギリギリの戦いのようです。
基本的にアダプティブクルーズコントロール任せなのは変わりありませんが、新東名の120km/h区間を120km/hそのままで移動するのはちょっぴり不安。少し設定車速を落として真ん中の車線キープで走行することにしました。
そんな不安を抱きながら、給油することなく無事に最寄りのインターチェンジを降りて、出発前に給油したガソリンスタンドへ到着。メーターを見てみると給油後の走行距離は1019kmと表示されていたので、無事にワンタンク1000km超えを達成することができました。メーター上の平均燃費は23km/Lですが、果たして満タン法ではどうでしょうか? 給油して計算することに。
給油量は43.03Lで価格は6235円(リッター単価144円、2月当時)燃料タンクのデータからすると、約8Lほど燃料が残っていたことになります。そして気になる燃費は23.68km/Lで、カタログ燃費を超える結果となりました。
ちなみにコレ、ハイブリッドだったらどうなのか? 同じCセグワゴンのカローラツーリングでざっくり計算してみました。WLTCモード燃費で高速道路モードだと24.8km/L。これをベースとすると使用燃料量は約41Lとなります。でもタンク容量は43L。ガス欠覚悟のギリギリの戦いを強いられるので、ワンタンク1000km超えは難しいかもしれません。
そして気になるガソリン代は、当時軽油との価格差が12円だったので、リッター166円として計算すると6806円、若干ですがゴルフ ヴァリアントTDIが優勢であることが分かりました。
ワンタンクでの航続可能距離と燃料費の安さを考えると、ロングツーリング派にディーゼルはまだまだオススメと言えそうです。
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります
この連載の記事
- 第666回
自動車
国産ミニバンに飽きたらコレ! クセ強なフランス車「ベルランゴ」は長距離ドライブの最高の相棒だった - 第665回
自動車
【独御三家SUV対決】新型アウディ「Q3」登場! BMW「X1」、ベンツ「GLA」と比較してわかった真の買いモデル - 第664回
自動車
日産「セレナ」は上位グレード限定の“特権”に注意! 2026年最新版の進化ポイントを解説 - 第663回
自動車
「こんな小せぇJeepがあるか!」本国アメリカ人も驚く極小ハイブリッドSUVが日本上陸 - 第662回
自動車
見た目は同じでも中身は別次元。ダイハツ「eアトレー」が最強の“はたらくクルマ”である4つの理由 - 第661回
自動車
【実走テスト】ツルツル路面でも驚きのグリップ! 氷上性能に特化したダンロップ「ICE PRO」がもたらす究極の安心感 - 第660回
自動車
【鼻血レベルの完成度】GRヤリスが「26式」へ進化! ステアリングとタイヤだけのためにここまでやる!? - 第659回
自動車
排気量アップでプラス38万円はバグ!? トヨタの良心「カローラクロス GR SPORT」がコスパ最強な理由 - 第658回
自動車
補助金マジックで話題のホンダ「Super-ONE」は340万円払って買う価値はある! - 第657回
自動車
あのジムニーノマドより小回りが利く!? 街乗りに最適すぎるスズキのEV「eビターラ」













