2024年に40周年を迎えた日産のモータースポーツブランド「NISMO」。そのロードカーは「NISSAN GT-R」や「フェアレディ Z」といったスポーツカーをイメージします。しかし今回は、NISMOの名を冠した2台のセダンとコンパクトカーを、ドライブ大好きタレント兼モデル・あらた唯さんが乗り、お好みの1台を選んでもらいました。
【スカイライン NISMO】味わい深い玄人志向
まずはスカイライン NISMO。60年以上の歴史があるスカイラインとNISMOのコラボレーションです。2023年9月に1000台限定で販売されました。その後、100台限定で匠の手組みエンジンを載せたスカイライン NISMO Limitedが登場しました。「今でも買えるのか?」と言われると、さすがに難しいのですが、こういうNISMO製ロードカーもあったということでご紹介したいと思います。
スポーツセダンの「スカイライン 400R」をベースに、NISMO専用パールが奢られたエクステリア。フロントは往年のスカイラインを彷彿とさせる大型の開口部が目を惹きます。サイドシルからリアバンパーにかけては赤いラインが入るのはNISMOのお約束です。
タイヤサイズはノーマルが前後ともに245/40R19でしたが、NISMOではリアを265に拡幅。タイヤもダンロップの専用品が装備されています。
エンジンは400Rと同じVR30DDTT型3L V6ツインターボ。スカイライン史上最強と言われた400Rの最高出力405PS/最大トルク48.4kgf・mを大幅に超える、最高出力420PS/最大トルク56.1kgf・mを発生。この値は同じエンジンを積むフェアレディ Z NISMOの最高出力420PS/最大トルク53.0kgf・mを超えています。
インテリアは黒を基調とするものの、赤いラインやステッチの姿はなくNISMO感は薄め。落ち着いた内装と見るか、もう少しNISMO感を出してほしいと願うかは人それぞれ。それ以上にインテリアデザインやインフォテインメント、メーターパネル周りに時代を感じさせます。
「セダンという形とインテリアから、お父さんが乗るクルマという感じがします」と唯さん。お父さんになると、こういうクルマが落ち着くんですよ。
走り始めると、スカイライン NISMOは実に味わい深いクルマであることを理解します。街乗りではストレスフリーな快適さ。でありながらワインディングではFRセダンかくあるべき、という気持ちよさ。400Rもよいセダンでしたが、NISMOはさらに上を行く素晴らしさです。
ハイパワーFRの魅力を、大人の良識で伝える1台で、実にシブい玄人志向の1台。「スカイラインでヤンチャをしていた人が、大人になった」という言い方もできそう。ともあれオッサンたちは大歓喜間違いナシです。
一方、唯さんは「普通のクルマですね」とポツリ。羊の皮を被った狼は、公道では羊の部分しか見せなかったのでした……。
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