マツダのコンパクトカー「MAZDA2」が年内に販売終了するのだそう。ということでスポーツグレードをお借りしたところ、これが実に大当たりな1台だったのです。
今になって「MAZDA2」スポーツグレードを引っ張り出したワケ
2023年にマイナーチェンジしたMAZDA2。ミラーカバーやフロントグリルなど198通りのコーディネートができるとして、話題を集めました。もちろんASCII.jpも、その取材会に参加しました(198通りのコーデが楽しめるエントリー・マツダ「MAZDA2」に注目せよ!)。
その場で15 SPORTというグレードを発見! 「おぉスポーツモデルか、ホットハッチいいネ!」とニコニコしていたのですが、マツダ側の担当者に詳細を尋ねると「エンジンもサスペンションもノーマルと一緒。ホイールをインチアップさせて、内外装をスポーティーテイストにしたモデル」と言われてショボーン。
結果、存在は知っていても「中身がノーマルだったら、借りなくていいのでは?」という判断のもと、広報車をお借りして実走することなく、外観が変わったという記事を掲載して今に至る、となりました。
それから約3年の月日が経ち、マツダの広報車リストを見ながら「ロードスターはやったし、ラージ商品群(CX-60やCX-80など)も散々やったし、MX-30 ロータリーEVもやったし、今さらCX-5をやっても新モデルもあるし……」と思っていたところ、MAZDA2を発見。3年前の記憶がよみがえるものの、そもそもMAZDA2をキチンと紹介していないのでは、ということから試乗車を借りることになりました。
なのですが、借りた日に某新聞社が「MAZDA2が販売終了する」と報じてビックリ! トバシ記事かと思いきや、5月中旬に行なわれた2026年3月期 通期の決算発表で生産終了することが正式発表されたのでした。
驚愕の約250万円! 軽自動車も逃げ出す
「スウェード内装&電動パワーシート」の超絶コスパ
まずは価格から。今回お借りしたのは「15 SPORT+」というグレードなのですが、これがなんと四駆モデルで250万1400円! 「え? イマドキの軽自動車より安いじゃん!」と驚いたのは言うまでもありません。
パッと見たノーマルとの違いはというと、フロントグリルとホイールが1インチアップした程度。フロントグリルにはオシャレが赤い装飾がなされています。
エンジンは1.5L 直列4気筒で、最高出力110馬力と軽自動車のほぼ倍。さらに2WDモデルには6MTも用意されているというではありませんか。このクラスのクルマでMTモデルを用意していたなんて……。「なんで今まで取材しなかったんだ……」と大後悔時代に突入したのは言うまでもありません。
インテリアを見て、さらに大後悔時代。スウェードと赤いステッチの内装に心が躍らないわけがありません。しかも電動パワーシート! イマドキ、300万円近い軽自動車でも電動パワーシートじゃないですヨ……。
最近のマツダ車はLCDメーターが当たり前ですが、MAZDA2は指針式の回転計を中央に配したスポーティーデザイン。ステアリングホイールも3スポークの円形で、アダプティブクルーズコントロールもシッカリとあります。ただし、機械式パーキングブレーキ(レバーを引っ張るもの)の車両であるため、停止保持機能はなく、停止時はドライバーのブレーキ操作が必要です。
それにしても、上品なスポーティーテイストの室内には、ただただ感服です。この値段で、このインテリアのクルマが売っていたとは……。
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