日産自動車によると、同社のミニバン「セレナ」が2024年の国内で8万899台を販売して、ミニバン販売台数No.1を記録したのだとか。「そんなに売れているなら、ついでに日産のミニバンを全部乗ってみよう」ということで、ミニバン経験の浅いタレントのあらた唯さんとともにチェックしてみました。
価格も大きさもちょうどいいミニバン
「セレナ」
まずはセレナから。「よく街で見かけますよね。でも乗るのは初めてかも」と、唯さんは興味津々です。
パワーユニットは日産自慢のe-POWER。1.4L 直列3気筒エンジンを発電のみに専念させ、得られた電力でモーターを駆動します。第2世代に進化して、より静かで効率がよくなったとか。
まずは3列目からチェック。「思っていたより広いですね」と感心しきり。閉塞感が少なく、長時間の移動でも快適そうです。
2列目のキャプテンシート(左右独立のシート)に大満足。横方向にも移動できるので、2列目の人が座ったまま3列目の乗降が可能です。
運転席に座った唯さんは「視界が高い!」と、想像よりも高い着座位置に驚いた様子。さらに驚いたのが「シフトセレクターはどれ?」。こちらはボタン式で「個人的にはレバーの方が分かりやすいかな」とのこと。ですがレバーではないので室内はスッキリとした印象もあり、なかなか判断に難しいところです。
走り始めて開口一番「ハンドルが軽っ!」とコメント。スポーツカー好きには手応えがないのですが、家族のクルマということを考えると、この軽さは配慮なのかと。「大きなクルマですが、運転しやすいですね。視界の広さも印象的です」と街を駆け抜けます。
「静かなのもいいですね。車内での会話が弾みます」と高い静粛性にも好印象。このあたりもe-POWERの恩恵でしょうか。総じて気に入られた唯さんは、次のミニバンへ。
元祖高級ミニバン
「エルグランド」
続いて試乗するのは、高級ミニバン「エルグランド」。高級ミニバンの元祖といわれています。現行モデルは2010年に登場した3代目。2024年3月の商品改良で「インテリジェント アラウンドビューモニター(移動物 検知機能付)」と「ディスプレイ付自動防眩式ルームミラー」を全車に標準装備し、安全性がより向上しました。
「これもe-POWERなのですか?」というと、そうではなく、最高出力は280馬力を誇る3.5L V型6気筒エンジンのVQ35DE型。今や希少な大排気量マルチシリンダーです。ほかにも2.5Lの直4も用意されています。トランスミッションはV6、直4ともにCVTですが、6段のマニュアルモードも用意されていますので、積極的なドライビングも楽しめそうです。
まずは3列目からチェック。「圧倒的じゃないですかエルグランドは」と、セレナよりも上質な空間にお姫様はご満悦です。
さらにご満足は2列目。「今日は運転しなくていいですか?」とシートを倒して、職務放棄の姿勢をとります。大家族でなくても、3列目を使わなくても、家族の快適な移動ピッタリといえそうです。
運転席に座った唯さん。「なんか時代を感じるインテリアですね」というように、セレナとは大きく異なることに困惑されたよう。この重厚感がイイのですよ。
走り始めると、今度は「ハンドル重たっ!」と驚かれた唯さん。「セレナと真逆ですね。エンジンの息吹を感じますね」とV型6気筒の大排気量NAエンジンの鼓動を感じた様子。「運転していて楽しいのはこちらですね」と気に入ったようです。
重厚な走りと威風堂々とした躯体は、高級ミニバンかくあるべき、というもの。しっとりとした乗り心地はセレナとは異なるもので、VIPが乗るクルマかくあるべき。さすが高級ミニバンのオリジネーターと思わせるものがあります。
ですがこのエルグランド、年内に4代目にチェンジが予定されており、パワートレインは第三世代e-POWERになるとアナウンスされています。リーフにエルグランドと、大型モデルチェンジが続く日産から目が離せそうにない年になりそうです。
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