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新車を買った情報2020 第58回

マツダ ロードスターRF 走行2万キロで感じる摩耗

2020年08月01日 14時00分更新

文● 四本淑三 編集● ASCII

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■あと6000キロで死ぬポテンザ

 ロードスターの消耗品でもっとも高いのがタイヤ。RF純正の「ブリヂストン ポテンザS001」はグリップやレスポンスに優れた高性能スポーツタイヤですが、その宿命として消耗するのも早い。

 去年はこのタイヤで1万5205キロを走行。冬にスタッドレスと履き替えた時点での残り溝は、前輪右4.9ミリ、左5.1ミリ。後輪右3ミリ、左3.1ミリ。新品時の溝は8ミリほどでしたから、前輪は5000キロごとに1ミリ、後輪は3000キロごとに1ミリずつ減った見当になります。

 今季はこれを前後ローテーションして履き替えましたが、この段階で気になるのはスリップサイン。

 縦溝に所々付いているゴムの出っ張り。これが路面に触れる状態で公道を走れば道交法違反、整備不良で2点減点となります。スリップサインは1.6mmの高さに設定されており、タイヤ全周に6ヵ所あります。このうち一つでも出てしまったらおしまい。

 点数が減ったりカネを国庫に巻き上げられる程度ならいいですが、溝の浅いタイヤは排水性が落ちてハイドロプレーンを起こしやすい。特に雨ばかりのこの夏は気にしていきたいところです。

 現在のポテンザの消耗度は、前輪が右2.9ミリ、左3.0ミリ。後輪は右4.7ミリ、左4.8ミリ。前輪は1.5ミリ、後輪は2ミリほど残っており、道交法的にはあと6000キロはお咎めなしでしょうが、そろそろ替えてもバチは当たらないはず。

 溝のついでに空気圧も測ったところ。さらなる問題が発覚。どういうわけだか左前輪のみ、指定空気圧の200キロパスカルから160キロパスカルに低下しておりました。最後に空気圧を確認したのは1ヵ月前ですから、少々抜けるのが早い。目視できない何かが刺さってのスローパンクなのか、リムの咬合なのか。理由は確認できませんが、これはもう交換決定です。

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