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新車を買った情報2020 第48回

マツダ ロードスターRFを泡まみれにしてケルヒャーでぶっとばす「泡洗浄」

2020年04月12日 09時00分更新

文● 四本淑三 編集● ASCII

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■傷を最小限に抑えるタッチレス洗車

 冒頭申し上げた通り、北海道の冬はまともに洗車ができませんから、春先一番の洗車が一大事。3ヵ月やそこいらの汚れがたまっているわけで、中でも塩カル混じりの泥汚れが実にしぶとい。高圧洗浄機で叩き落とそうにも、薄く白っぽい汚れの層は残ったまま。結局カーシャンプーとスポンジなんかを使って、そろーっとこするわけですが、この時に塗装の表面に傷が付くわけです。もー勘弁していただきたい。

 そのダメージを最小限に防ぐのが泡、つまりスノーフォームによるタッチレス洗車なんであります。専用の洗剤を泡にして吹きかけ、しばらく放置した後、水ですすぐと、ほぼ汚れが落ちている。イメージとしてはこんな感じであります。

 欧米の洗車屋さんはこれを「プレウォッシュ」と言って、ウォッシュミットでシャンプーをかける前にやるのが定番のようです。これで塗装の表面に触らず、大部分の汚れを落とせますから、ミットが接触しても傷が付きにくい。それスノーフォーム用のシャンプーも様々なものが売られているので、オーナー個人でやられる方も大勢いらっしゃるのでしょう。

 ところがこのプレウォッシュ、私も含む一部の物好きを除いて、わが国ではほとんど流行っていません。もちろん気の利いた洗車屋さんは「予備洗浄」として工程に入れている方もいらっしゃいますが、たまにYouTubeで見かける某大手洗車チェーン店の動画なんかでは、最初に水洗いして泡を吹きつけた後、すすがずにミットでこすったりしていますから、それはどういう意味の作業なのかと思ったり思わなかったり。

 これはこれでバケツにシャンプー液を作らなくていい楽な方法ですが、最初にかけるスノーフォームの一番のメリットは塗装の表面にさわらず汚れを落とせることです。

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