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新車を買った情報2020 第48回

マツダ ロードスターRFを泡まみれにしてケルヒャーでぶっとばす「泡洗浄」

2020年04月12日 09時00分更新

文● 四本淑三 編集● ASCII

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■プレウォッシュが流行らない理由

 しかし、そのメリットをわかっていても現実的なハードルが3つほどあります。

 まず道具をそろえるのに結構なお金がかかる。必要なものは高圧洗浄機、「スノーフォームランス」と呼ばれるスプレーボトル、それにスノーフォーム用のシャンプー。私は一番安いケルヒャーにMJJCのフォームランスという倹約コースで済ませていますが、それでも1万台半ば。スポンジやブラシが数百円であることを考えると、これでも高いと感じるのが当たり前の感覚かも知れません。

 次に水道や電源が自由に使えない洗車環境もハードルです。が、機材を選べば解決できる部分もあります。水道がなくても自吸機能が付いた高圧洗浄機を選べば、ポリタンクの水を組み上げて噴射できる。電源が取れなくても、多少お高いですがマキタやケルヒャーから充電式が出ている。もし根性があれば手動蓄圧式のフォームスプレーも大アリです。何しろ安いし。

 ただ、いずれにしてもスノーフォーム用シャンプーは弱アルカリ性なので、すすぎには十分な水を使いたい。だから相応の量の水が使えなければ厳しいのは事実で、そこまでしてやるのかという話もごもっともであります。

 最後にこれが一番困ったところですが、国内メーカーのラインナップにプレウォシュ用のシャンプーが見当たらない。流行らないから造っていないのですが、造っていないから身近なものにならない。鶏が先か、みたいな話でありますが、ここは手動蓄圧式の泡あわ洗車キット「パーフェクトフォーム」で国内市場に一石を投じたSOFT99さんに、ぜひ頑張ってほしいところ。

 じゃないと困るんです、私。

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