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松村太郎の「アップル時評」ニュース解説・戦略分析 第62回

「iPhone 9」と名乗らせても違和感がない:

アップルiPhone SE2の噂に期待する理由

2019年10月11日 09時00分更新

文● 松村太郎 @taromatsumura

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●うまくいったことは変えない

 ではiPhone SEの後継モデルはどんな製品になるのでしょうか。ここで1つ、アップルがよく使う手法「うまくいったことは変えない」という法則に則って考えてみましょう。

 前述の通り、iPhone SEはその時点で最新モデルの機能を、2年前のボディに詰め込み、400ドル以下で販売する製品として2016年に登場しました。これをそっくりそのまま2020年に当てはめてみると、こうなります。

・ A13 Bionicと1200万画素カメラを搭載し
・ 2年前、2017年モデルのiPhone 8のボディを活用した
・ 400ドル以下のスマートフォン

 2017年に登場したのはiPhone XとiPhone 8、iPhone 8 Plusの3つでしたが、400ドル以下という部分を考えると、採用されるのはiPhone 8になるのではないでしょうか。

 そのため、ボディに関わる機能は共通化されるはずです。4.7インチRetina HDディスプレイ、ワイヤレス充電といった機能をそのまま利用しながら、チップには最新版が搭載され、処理性能に加えて省電力性も高まることが期待できます。

 これを400ドル以下で発売し、段階的に値下げしながら、3年程度の期間販売していくことになるのではないでしょうか。

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