原初のシンセが、現代技術で甦るAnimoog
前回紹介した“ThumbJam”は白鍵黒鍵の「鍵盤」がない、珍しいタイプのシンセアプリでした(関連記事)。が、今回扱う“Animoog”は正にアナログシンセの始祖たるMoogによる血統を感じる、隙のない仕上がりです。
アナログシンセと言えば、パネル全体に配されたツマミによるリアルタイムコントロールこそが身上ですが、Animoogにおいてもその辺りの処理は完璧。限られた画面の活かし方がとてもいいです。カテゴリーのほとんどは、3つ、もしくは4つのツマミと切り替えスイッチなどでまとめられており、目盛りの表示も大きめでコントロールの把握がしやすくなっています。なによりツマミ自体のレスポンスが非常によく、気持ちのいい使い心地です。
昨今のアプリの定番とも言えるX/Y PADには画面の6割を割くこだわり。これだけ大きいと操作も視認もバッチリです。
TIMBRESでは、プリセットされた個性的なフィルターエフェクトを、最大8種類まで同時に組み合わせて使うことができます。読み込んだエフェクトは、X/Y PAD上でリアルタイムコントロールが可能です。
ENV/MOD画面では基本となる音色をAMP、FILTER、MOD、LFOの4項目でエディットできます。AMP、FILTER,MODはそれぞれダブルタップで拡大でき、より細かな調整にも対応。
X/Y PADはもちろん、ENV/MOD画面でもリアルタイムコントロールが可能なので、演奏中に波形の切り替えや、音の立ち上がりを調整もできます。ENV/MODで根本的な音の方向性を決めた後に、TIMBRES、X/Y PADといじっていくと扱いやすいです。
Animoog | |||
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価格 | 2600円 | 作者 | Moog Music Inc. |
バージョン | 2.1.1 | ファイル容量 | 18.5 MB |
カテゴリー | ミュージック | 評価 | (4.5) |
対応デバイス | iPad | 対応OS | iOS 5.0以降 |
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