オススメポイント1
プロパイロット2.0で長距離の運転がラク
ルキシオンを選ぶ一番の理由になるのが「プロパイロット2.0」です。ナビで目的地を設定すると、高速道路の同じ車線を走っている間はハンドルから手を離して運転できます。前の車との距離を保ちながら、制限速度の範囲でスピードも自動で調整してくれます。
ハンドルを握り続けなくていいだけで、肩や腕にかかる負担はかなり違います。長い時間走ったあとでサービスエリアに着いても、明らかに体の疲れが少ないと感じました。前の車が遅いときには車のほうから車線変更を提案してくれ、ハンドルに手を添えてスイッチを押せば自動で隣の車線へ移ります。
≒JOYの大信田さんと藤沢さんは乗り心地が非常に良かったようで、出発してちょっと経ってから寝てしまい、目的地に着くまでの約2時間半近く一度も起きなかったと話し「新幹線より乗り心地が良かった!」と絶賛していました。
今回は使いませんでしたが、車の外からキーを操作して前後に動かせる「プロパイロット リモートパーキング」も付いています。両側に車が止まっていてドアを大きく開けられない場所でも、先に家族を降ろしてから車だけを駐車枠に入れられます。
ちなみに、プロパイロット2.0は下位グレードのハイウェイスターでは設定がなく、ルキシオンは2WDのため日産の新技術「e-4ORCE」の設定がないという、クルマ選びを考えている人にはなんとももどかしいラインナップです。
オススメポイント2
静かで力強いe-POWERの走り
走り出しはとても静かです。モーターの最高出力は163PS、最大トルクは315N・m。約1.8トンある車体ですが、アクセルを踏むとスッと前に出て、信号からの発進でもたつく場面はありませんでした。
エンジンは電池の残りが減ると発電のために動き出しますが、街中の速度ではその音はほとんど気になりません。エンジンの回転数がはっきり上がるのは、高速道路の合流や上り坂などで強く加速したときくらいです。平坦な高速道路を走っていれば、運転席と3列目が普通に会話できるくらい静かでした。
アクセルペダルを戻すとブレーキをかけたように減速するワンペダル動作「e-Pedal」も、改良で使いやすくなりました。前回の設定を覚えておくようになったので、乗るたびにスイッチを押す必要がありません。
オススメポイント3
家族で使いやすい室内と装備
シートには「テーラーフィット」と呼ばれる日産独自の合成皮革を使っていて、手のひらでなでると、少し吸い付くようなやわらかい感触があります。本革と比べて手入れがかんたんで、汚れても拭き取りやすいのは、小さな子どもがいる家庭にとって助かります。「高級感がありますね」と大信田さん。
2列目のキャプテンシートは前後に大きくスライドでき、左右のシートの間を通って3列目へ移動できます。前席の間もシフトレバーがなくすっきりしているので、前後の席を行き来しやすくなっています。
大信田さんと藤沢さんは、特に内装の充実度が気に入ったようで、
・USB Type-Cの差込口やテーブルが備わっている
・リクライニング機能に加え、シートを前後に動かしたり真ん中に寄せたりできる
・日焼け防止のシェードやシートヒーターが設置されている
・後席でも自分で調整できるエアコンがあり、すぐに涼しくなって快適に過ごせる
以上の点をお気に入りポイントに挙げつつ、乗り降りも含めて不便に感じる点が一切ない「不便ゼロの最高な車」と評価しました。
改良で加わった装備にも、家族向けのものが目立ちます。エンジンを切ると「後席を確認してください」と表示して音でも知らせる「後席リマインダー」は、買い物袋を後ろの席に残したまま降りてしまう、子どもを置き去りにしてしまうといったうっかりにも気付けます。車の周りを立体的に映す「3Dビュー」や、見通しの悪い交差点で左右の様子を映す「フロントワイドビュー」も初めて行く場所で便利です。
さらに、Googleを組み込んだ「NissanConnectインフォテインメントシステム」(ナビやオーディオなどをまとめた車載システム)がメーカーオプション(新車の注文時に選ぶ有料装備)で選べるようになりました。スマートフォンでおなじみのGoogleマップで道案内ができ、「OK Google」と話しかけて目的地を設定することもできます。
気になるポイント1
ハイウェイスターVとの価格差は約122万円
同じe-POWERの「ハイウェイスターV」は377万5200円で、ルキシオンとは約122万円の差があります。この差の多くはプロパイロット2.0と専用の内装によるものです。静かな走りや広い室内はハイウェイスターVでも味わえるので、高速道路を使う機会が少ない人には割高に感じられるかもしれません。
気になるポイント2
4WDがなく7人乗りしか選べない
ルキシオンの駆動方式は前輪駆動(FF)のみです。e-POWERの4WD(e-4ORCE)は、ハイウェイスターVまでのグレードでしか選べません。雪の多い地域に住む人にとっては悩むところです。
また、2列目がキャプテンシートのため乗車定員は7人で、ほかのグレードにある8人乗りは用意されていません。大人数で出かける機会が多い家庭は、この点も確認しておきましょう。
気になるポイント3
手放し運転には条件がある
プロパイロット2.0で手を離して走れるのは、ナビで目的地を設定したうえで、高速道路などの対応した道路を走っているときに限られます。
手を離している間も、ドライバーは前を見ている必要があります。車内のカメラが運転する人の顔の向きを確認していて、よそ見を続けると警告が出ます。あくまで運転を手伝ってくれる機能で、すべてを任せられるわけではない点は理解しておきましょう。
【まとめ】高速道路を走る時間が長い家族にオススメ
セレナ ルキシオンは、運転する人の負担を減らす装備に重点を置いたミニバンです。週末ごとに家族で遠出をする人や、帰省で長い距離を走る機会が多い人なら、価格差に見合うだけの快適さがあります。
反対に、普段は近所への買い物や子どもの送り迎えが中心であれば、ハイウェイスターVでも十分に満足できるはずです。自分の使い方の中で高速道路を走る時間がどれくらいあるかを考えると、選ぶべきグレードが見えてきます。
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