動画も放熱性能もアップ、見えないところが進化
iPhone 18 Proは動画も強化されている。可変絞りやホワイトバランス、ヒストグラム表示は動画撮影時も有効だ。動く被写体をダブルタップするとトラッキングしてくれるのだが、被写体を見失うことがかなり減り、スムーズになった。
撮影後の処理も進化した。シネマティックなエフェクトに加え、声と楽器音を分離できるようになった。実際に試すと、確かに楽器音が静まり、声だけが聞こえる動画になった。このあたりはサムスン電子・Galaxyにようやく追いついた感があるが(こちらは現役)、凝った撮影には「Final Cut Camera」など別アプリが必要だったことを考えると、標準カメラでここまでできるのは正直、想定外だった。
見えない進化もある。半導体の熱を逃がすベイパーチャンバーが前モデルの3倍に大型化された。実際にiPhone 18 Pro Maxと17 Pro Maxで4K120fpsの動画を撮り続け、サーモグラフィーカメラで比較してみた。17 Pro Maxは半導体周辺がやや高温になるのに対し、18 Pro Maxは全体に熱が分散している様子が確認できた。温度差は2〜3℃程度だが、長時間のゲームやオンデバイスAIでは効いてくるはずだ。
また、画面上部のDynamic islandも前モデルから小さくなった。これはFace ID用の赤外線カメラをディスプレイ下に配置したことが大きい。カメラがある部分は、ディスプレイのピクセル配置が特殊なパターンになっており、赤外線の光がディスプレイを通り抜けるようになっている。
今回、見た目は前モデルと違いがほとんど無いようにみえるが、実は細かいところで、大きな改良が加えられているのだった。
先週土曜日から予約が開始されているが、品薄になることなく、18日の発売日でもすぐに手に入りそうな雰囲気だ。価格は従来よりも上がっているが、意外とオススメしたい2モデルに仕上がっている気がしている。
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります

この連載の記事
-
第294回
iPhone
「iPhone Duo」は“客寄せパンダ”? アップルが36万円の折りたたみモデルを出す理由 -
第293回
トピックス
折りたたみiPhone、ついにGalaxyとガチンコ勝負 サムスンが築いた“アップルにはない強み”とは -
第292回
トピックス
iPhoneは割引、日本スマホは定価? 「arrows Alpha2」が映すキャリアの事情 -
第291回
トピックス
コミケで2Gbps級も KDDIとソフトバンク“つながる”舞台裏 -
第290回
トピックス
楽天モバイル、KDDIローミング終了でどうなる? 10月以降の通信品質に懸念 -
第289回
トピックス
なぜahamoは40GBに増量したのか 見えてきたドコモの“本音” -
第288回
トピックス
Galaxy Z Fold8を使ってわかった、“パスポートサイズ”が想像以上に快適なこと -
第287回
トピックス
なぜ? 携帯4社が「Galaxy Z Fold 8」を推す理由 -
第286回
トピックス
「ドコモの銀行」で何が変わる? ポイント最大4.5%還元、金融経済圏のメリットと課題 -
第285回
トピックス
20万円スマホに背を向けた日本勢 シャープとFCNTが選んだ「勝てる市場」 - この連載の一覧へ











