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ASCII Power Review 第325回

15万円台でタブレットにもなる10型ミニノートPC=「TENKU Note Pro AI」実機レビュー

2026年10月06日 00時01分更新

文● 写真 ジャイアン鈴木 + 編集● ASCII PowerReview軍団

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 モバイルノートPCというジャンルに厳密な定義はなく、求めるものというのは人それぞれだと思う。しかし、最終的には「どのようなスタイルで携帯するか」という点に落ち着くのではないだろうか。

 そう考えると、筆者がいま現在モバイルノートPCに求める条件としては、ボディーバッグに入るかどうかという点が重要な要素のひとつとなる。

 これを条件とするのであれば、11~13インチクラスのノートPCは、どんなに軽くても対象から外れる。ボディーバッグに入れるという観点からは、10インチクラス以下というのがマストな条件となるだろう。

 そこで今回レビューするのが「TENKU Note Pro AI」。10.5インチのディスプレーを搭載し、本体重量は960g。ボディーバッグのサイズにもよるが、本体サイズが243×177.6×17.5mmなので、ギリギリボディーバッグに入るサイズ感だ。

 しかも360度ディスプレー回転型の2in1 PCで、タッチ操作、ペン操作に対応。さまざまなスタイルで利用できるモバイルノートPCに仕上げられている。

 天空から試用機を借りたので、主に使い勝手にスポットを当ててレビューをお届けしよう。

「TENKU Note Pro AI」実機レビュー

「TENKU Note Pro AI」17万6800円(キャンペーン価格15万9120円)

960gの10型ボディーに
「Core Ultra 5 125U」を搭載

 

 「TENKU Note Pro AI」は、OSにWindows 11 Pro、プロセッサーに「Core Ultra 5 125U」を採用。メモリーは16GB、ストレージは512GBを搭載している。

 ディスプレーは10.5インチのIPS液晶で1920×1280ドット、10点マルチタッチ対応、ペン対応。ディスプレー上部には200万画素のWebカメラを内蔵している。

 インターフェースはUSB Type-C(データ転送、USB Power Delivery、DisplayPort対応)×2、3.5mmコンボジャック×1を用意。ワイヤレス通信はWi-Fi 6とBluetooth 5.2をサポートしている。

 本体サイズは243×177.6×17.5mm、重量は960g。3800mAhのバッテリーを内蔵しており、バッテリー駆動時間は最大約17時間、ローカルビデオ再生時は約7時間、オンラインビデオ再生時は約3~4時間、高負荷作業時は約1~2時間と謳われている。

 ストレージ容量はやや物足りなく感じるかもしれないが、本製品のストレージにはM.2 2280 PCIe SSDが採用されており、ユーザー自身で換装可能だ。メインストレージが手狭になったら、大容量SSDに載せ替えてもよいだろう。

「TENKU Note Pro AI」実機レビュー

筐体には質感の高いアルミニウム合金を採用

「TENKU Note Pro AI」実機レビュー

底面からは大きな冷却ファンが透けて見える

「TENKU Note Pro AI」実機レビュー

ディスプレーは10.5インチのIPS液晶(1920×1280ドット、10点マルチタッチ対応、ペン対応)

「TENKU Note Pro AI」実機レビュー

「TENKU Note Pro AI」実機レビュー

キーボードは78キーの日本語配列

「TENKU Note Pro AI」実機レビュー

本体前面と背面。ディスプレーヒンジは360度回転対応型

「TENKU Note Pro AI」実機レビュー

右側面にUSB Type-C×2、左側面に3.5mmコンボジャックを配置

「TENKU Note Pro AI」実機レビュー

パッケージには本体、ACアダプター、説明書、保証書が同梱

「TENKU Note Pro AI」実機レビュー

ACアダプターのコード長は実測190cm

「TENKU Note Pro AI」実機レビュー

ACアダプターの型番は「PD0657JX-0651」。仕様は入力100-240V~1.5A、出力5V 3A、9V 3A、12V 3A、15V 3A、20V 3.25A、最大出力65W

「TENKU Note Pro AI」実機レビュー

本体の実測重量は944.5g

「TENKU Note Pro AI」実機レビュー

ACアダプターの重量は実測175.4g

さまざまなスタイルで利用できる
360度ディスプレー回転型の変形ノートPC

 

 「TENKU Note Pro AI」の大きな特徴のひとつが、360度ディスプレー回転型の変形ノートPCであることだ。ノートブックモード、プレゼンモード、タブレットモードに変形することで、さまざまなスタイルで利用可能。

 また、Microsoft Pen Protocol対応のデジタルスタイラスペンを利用でき、4096段階の筆圧検知により、コンパクトなお絵かきタブレットとしても活用できる。

「TENKU Note Pro AI」実機レビュー

ノートブックモード、プレゼンモード、タブレットモードなどさまざまなスタイルで活用できる

「TENKU Note Pro AI」実機レビュー

今回は指で描いたが、Microsoft Pen Protocol対応のデジタルスタイラスペンを利用すれば、4096段階の筆圧検知により精細なイラスト制作にも活用できる

 ボディーはコンパクトだが、キーピッチは約17.8mm、キーストロークは実測約1.5mmを確保。一部の記号キーは幅が狭められているものの、配列自体は素直だ。タッチパッドも91×54mmと比較的大きめである。

 ただし、ひとつだけ注意点がある。それはCopilotキーが搭載されていないこと。とはいえ、限られたスペースにキーを配置するうえで、Copilotキーを省略したのはやむを得ない選択だったと筆者は考えている。

「TENKU Note Pro AI」実機レビュー

キーピッチは約17.8mm

「TENKU Note Pro AI」実機レビュー

キーストロークは実測約1.5mm

「TENKU Note Pro AI」実機レビュー

キーボードバックライトは明るさを2段階で調節できる

「TENKU Note Pro AI」実機レビュー

タッチパッドはボディーサイズを考えると91×54mmと大きめ

「TENKU Note Pro AI」実機レビュー

Copilotキーは搭載されていない

 前述のとおり、ディスプレー上部には200万画素のWebカメラが内蔵されているが、カメラインジケーターが装備されていないのでカメラが動作しているかどうか、ユーザーがひと目で判断することは難しい。Webカメラの利用頻度が低ければ、シールなどで封印するというのもひとつの選択だ。

 画質については、フォーカスは合っており、質感も残ってはいるのだが、ノイズが多く、また発色がやや寒色に転んでいる。オンライン会議に参加する程度であれば問題ないが、家族とのビデオ通話や、配信などで画質を重視するのであれば、外付けWebカメラを用意したほうがいいだろう。

「TENKU Note Pro AI」実機レビュー

200万画素のWebカメラにはカメラインジケーターは用意されていない

「TENKU Note Pro AI」実機レビュー

Windows 11の「カメラ」アプリで撮影

CPU性能は控えめ
3Dグラフィックス性能は健闘
バッテリー持続は5時間超え
 

 速度を見るベンチマークでは、4機種で比べた。
・TENKU Note Pro AI:「Core Ultra 5 125U」
・XPS 13:「Core 5 320」
・VersaPro UltraLite:「Core Ultra 5 226V」
・V600 AiO:「Ryzen AI 5 430」

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