どんだけ変態なんだ!? ステアリングとタイヤを専用開発した「26式」
では、26式では何を変更したのか。それが何とステアリングホイールというから驚き。見た感じ、WRC参戦マシンなどのようなスイッチになり、確かに見た目はカッコいい。なのですが、こうしたのには深い理由があるとか。
従来のステアリングホイールでは、操作中に意図せずボタンを押してしまうという問題点があったようです。さらに言えばステアリング径が大きい、持った時の形状などに問題があったなど。確かに運転中、ステアリングは常に握るものですから重要ですね。
そこで、徹底的にこだわったステアリングを作ってしまったというわけです。単なるボタン配置がホーンボタン側の寄せただけではなく、断面形状を徹底的に見直して手首が内側になるような形状へと変更。これにより脇が締まってステアリング操作しやすくなるのだとか。あわせてパドルシフトの形状も中指1本操作に対応できる形状にしたそうです。
あわせて、パワーステアリングの設定も変更。ハイグリップタイヤを利用し、かつ高負荷がかかった際にひっかかる状況を改善したほか、ノーマルモードでは取り回しを考慮した設定にしたとのこと。
これだけでも「トヨタはどこまで変態なんだ?」(誉め言葉)とあきれるのですが、さらにブリヂストンと共同でGRヤリス専用のタイヤを作ってしまったのです。従来よりも高負荷走行時における耐久性とグリップ力向上を目指したそうで、あわせてサスペンションのセッティングも変更しています。どんだけ変態なんだ、このメーカーは……。
レースだけではなく、日常使いにも対応できるよう、縦引きパーキングブレーキを選択しても、メーカーオプションでステアリングヒーターとシートヒーターが選べるようになったとのこと。寒い日、これはとても助かります。
ボディーサイズは全長3995×全幅1805×全高1455mm、ホイールベース2560mmと今までと変わりありません。車重はMTが1280kg、ATが1300kgです。
エンジンは1618cc直列3気筒ターボで、最高出力304馬力、最大トルク400N・mを発生します。
ドライバーファーストのコクピットは、従来と同様。運転する側としては、とても使いやすいレイアウトです。
ペダルまわりです。とても剛性のあるシッカリとしたもので、ATはフットレストが大きく安定感バツグンです。
メーターパネルはフルLCD。センターに大きく速度ではなく、シフト位置を表示するのがGRヤリスの流儀です。WRCに参戦するラリーカーもそんな感じです。
走行モード切替などのスイッチ類は、レーシンググローブをしても操作しやすいよう、大きめです。iMTというボタンは、MT操作時の変速ショックなどを自動でアシストしてくれる機能です。
クルマの大きさが大きさなので、後席はかなり狭いです。ついでに3ドア車なので、とても乗り降りしづらいというオマケつき。お子さんは平気だと思いますが、お年寄りには苦行かも。
荷室は意外と広くて、使い勝手は悪くない印象。とはいえ、筆者的には12Vアクセサリーソケットがないのが気になりますが。
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります
この連載の記事
- 第680回
自動車
「OK Google」が軽自動車で使える感動。日産「ルークス」が激戦区で選ばれる3つの理由 - 第679回
自動車
330万円から!? マツダ新型CX-5が「今年のSUV最高傑作」と断言できる理由 - 第678回
自動車
EVである前に軽自動車。スズキ「eSKY」が示す、日本の日常に寄り添う最適解 - 第677回
自動車
「ついに911、お前もか…」伝統の変化を嘆く前に乗るべき、約2000万円の超ピュアな「カレラT」 - 第676回
自動車
メーカーチューンの理想形! 2L化した特別ロードスター「12R」が魅せる至高の人馬一体 - 第675回
自動車
街乗りは不便でも悪路走破性は最強! ファミリーカー目線で斬る「ジムニー ノマド」のリアルな実力 - 第674回
自動車
軽自動車なのにフラッグシップ級の充実度! 三菱・新型デリカミニの最新コネクテッド機能を徹底検証 - 第673回
自動車
【予算30万円台】車中泊もこなす神コスパ! 日産「ウイングロード」の中古を推したい3つの理由 - 第672回
自動車
さらばA110。プロが自腹買いする名車。最後の過激な限定車「アルピーヌ A110 R 70」の魔力 - 第671回
自動車
15年前のクルマと侮るなかれ! 燃費22.5km/Lの実力派、2代目ソリオを再評価する

























