デジタル化された運転席と便利なETC内蔵ミラー
ちょっとスポーティーな運転席。オプションのMスポーツ・シート・パッケージ(38万円)の座り心地は、メルセデスCクラスよりも幅が広く、大柄の方でもホールド感バツグンです。
カーブドディスプレイは角度が絶妙。太陽の影響で見づらくなることもありません。対応アプリはApple CarPlayのみでAndroid Autoは非対応です。
ボタン類は少なく、エアコン送風口の下とセンターコンソールにいくつかある程度。デフロスターはボタン式ですが、エアコンの温度や風量はタッチスクリーンで操作します。温度は簡単に変わりますが、風量はちょっと面倒。特にナビ画面が消えてしまいます。これは他社でもあるあるでして、風量調整と温度調整はナビ画面から遷移しないでほしいと思います。
センターコンソールはシンプルそのもの。シフトセレクターは上下に動くスイッチ式で、パーキングに入れれば自動的にパーキングブレーキが動作するタイプ。Dレンジにしてアクセルを踏めば自動解除します。
レバー式ではない電動パーキングを採用した3シリーズはこの世代からなのですが、動作はとてもスムースです。車両と接続できるUSBはType-Aで、スマホトレイはワイヤレス対応です。
走行モードセレクターはボタン式で、コンフォートやスポーツなどが選べます。さらにリラックスなど色々なモードを用意します。さらにそれぞれに細かく調整ができる個別設定が可能です。
天井面をみると大型の室内灯とSOSボタンを発見。ルームミラーは少し大きく厚みのあるもの。これはETCカードリーダーがミラーに内蔵されているから。使うとこれが実に便利で、いちいちグローブボックスに手を入れて……というわずらわしさから解放されます。
しかも、ミラーの上に高速料金などを表示する窓が用意されているのも◎。他社もこの方式にしてほしいものです。
「駆けぬける歓び」を体感
Cクラスとのキャラクターの違い
やや硬質で地面に吸い付くかのような乗り味は、さすがBMWといったところ。BMWって楽しいと思わせるうまさがある世界、そう「駆けぬける歓び」が詰まっています。燃費は街乗り8割、高速2割走行でリッター12km程度。国産ハイブリッドに慣れた目からすると不満がありますが、2L ターボエンジン車としては十分です。高速道路での運転支援(ハンドル支援)のでき栄えもよく、渋滞時(50km/h)ではハンズオフも可能なのも◎。
メルセデスCクラスと比べると、よりドライバーファーストの傾向。つまり後席に乗る人からすると、Cクラスの方が好ましいですが、運転する立場ならBMWの方が面白い! そしてシートなどはBMWの方がゆったりめです。これはBMWの設計基準は身長185cmであることに由来するでしょう。
熟成に熟成を重ねたクルマの良さが味わえる3シリーズ。なるほど、50年生き続けてきただけのことはあります。
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