2.5トンのボディーが軽やかに走る
「結構軽くて運転しやすいですね」と、唯さん。BMWの上級モデルは大地に根を下ろしたかのような重厚で安定感のある乗り味が基本なのですが、iXはそうではなく、実に軽やか。もっと言えば2.5トンという車重を感じさせない、フワッとしていながらピタッとした乗り味。
「スポーツ」モードにすると車高がダウンして、連続可変のアダプティブダンパーも引き締まりますが、それでも足は柔らかく、Mシリーズの硬派さを知る身からすると戸惑います。
ですが、アクセルを踏み込むとFRっぽい動きになるあたり、やっぱり血は隠せないんだなとも。「BMWって、こういう感じですよね」と、唯さんもニコニコです。
なにより高い静粛性に驚き。「とっても静かで、ロードノイズがすごく低く抑えられているように思います」とも。エンジンというノイズ源をもたない電気自動車の多くは静粛なのですが、iXは段違いで静か。ここまで静かな電気自動車は、ちょっと記憶にありません。ADASの高い安定性と相まって、高速道路は「動くファーストクラス」といったところ。
ライバルとして考えられるのは、アウディのQ8と、その前モデルであるe-tronでしょうか。Q8は未試乗なので、e-tronとの比較になってしまうのですが、違いを一言でいえば、アウディの方が乗り味や操作感が重厚で、iXがアウディっぽい柔らかさをもつという印象。端的にいえば真逆。でもどちらもラグジュアリーであり、快適であり、ショーファー要素の強いSUVといえます。
唯さんは最近、大きなSUVに魅力を感じているようで、iXも素敵だと思った様子。「でも自分で運転しているより、後席に座っている方がいいですね」とのことでした。
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります
この連載の記事
- 第668回
自動車
「NSXでキャンプ」は実在した!? テールゲートに荷物を詰め込むスーパーカー・アウトドアの衝撃 - 第667回
自動車
さよならMAZDA2。消えゆくマツダの看板小型車は「今こそ買うべき最強のホットハッチ」だった - 第666回
自動車
国産ミニバンに飽きたらコレ! クセ強なフランス車「ベルランゴ」は長距離ドライブの最高の相棒だった - 第665回
自動車
【独御三家SUV対決】新型アウディ「Q3」登場! BMW「X1」、ベンツ「GLA」と比較してわかった真の買いモデル - 第664回
自動車
日産「セレナ」は上位グレード限定の“特権”に注意! 2026年最新版の進化ポイントを解説 - 第663回
自動車
「こんな小せぇJeepがあるか!」本国アメリカ人も驚く極小ハイブリッドSUVが日本上陸 - 第662回
自動車
見た目は同じでも中身は別次元。ダイハツ「eアトレー」が最強の“はたらくクルマ”である4つの理由 - 第661回
自動車
【実走テスト】ツルツル路面でも驚きのグリップ! 氷上性能に特化したダンロップ「ICE PRO」がもたらす究極の安心感 - 第660回
自動車
【鼻血レベルの完成度】GRヤリスが「26式」へ進化! ステアリングとタイヤだけのためにここまでやる!? - 第659回
自動車
排気量アップでプラス38万円はバグ!? トヨタの良心「カローラクロス GR SPORT」がコスパ最強な理由
この記事の編集者は以下の記事もオススメしています
自動車
BMWの新型EV「iX3」はサッカー日本代表・中村敬斗も一撃で魅了! 航続900km超えで充電不安を過去にする自動車
BMWが誇る最上位SUV「XMレーベル」は手に余る性能のスーパーSUVだった自動車
1000万円対決! ポルシェ「マカンT」とアウディ「SQ5」似て非なる2台をあらた唯と徹底比較自動車
BMWの都市型SUV「X4」は直6エンジンならではのパワフルな走りがキモチイイ!自動車
BMWのSUV入門モデル「X1」は硬派だけど走りと居住性に過不足ナシ自動車
BMWのSUV「X5」はディーゼルっぽさを感じさせずにディーゼルの恩恵を受けられる自動車
あのクルマに乗りたい! 話題のクルマ試乗レポ





