あのクルマに乗りたい! 話題のクルマ試乗レポ第183回

Honda「VEZEL」の開発者がアイドルに教えるHonda CONNECTの使いやすさ

文●栗原祥光(@yosh_kurihara) モデル●寺坂ユミ(@129Ym_afilia)編集●ASCII

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中の人は“先輩”だった!
電装系プロジェクトリーダー登場!

 続いてナビの設定を~と、センターコンソールに置かれたディスプレーを触ったところ「これ……なんかタブレットみたいですね、なんか今までのクルマのナビとは全然違うんですが」ということで、お待たせしました。ここで、このヒューマン・マシン・インターフェース(HMI)を開発した、本田技研工業 四輪事業本部 ものづくりセンターの安藝未来さんにご登場いただきたいと思います。アフィリアグループは、ファンのことを「先輩」と呼びますので、ここでは親しみを込めて「安藝先輩」とお呼びしたいと思います。なぜ先輩かは後述。

 挨拶もそこそこに、安藝先輩は純情のアフィリアにおける寺坂ユミさんのメンバーカラーに近い青のHonda eをコソコソっと持ってきました。「え? 今日はVEZELの日でしょ? Honda eはこの前乗ったよ」と戸惑うゆみちぃ部長。実は安藝先輩、Honda eの電装系のプロジェクトリーダーでもあり、「まずはこれからご説明しないと、VEZELのHMIの内容が伝わりづらいのですよ」というわけで、運転席のドアを開けてゆみちぃ部長を招き入れます。

 運転席に座るゆみちぃ部長。同行スタッフも「あとは安藝さんにお任せすればいいや」とクルマから離れた途端、ゆみちぃ部長の大きな笑いとも驚きともつかない声が、青山一丁目に響き渡ります。

 そこには Honda eの特徴であるワイドタッチスクリーン「Honda CONNECT ディスプレー」いっぱいに、純情のアフィリアの写真が! 「この壁紙なんなんですか!」と大笑いするゆみちぃ部長。安藝先輩、なかなかにユニークな御方です。「Honda CONNECTディスプレーは、簡単にいうとタブレットのように、アプリを立ち上げて色々なことができます」と、コソコソっと時計アプリを立ち上げる安藝先輩は。すると、またしても純情のアフィリアの写真がドーンで、ゆみちぃ部長は大笑い。ちなみに「壁紙と時計で画像サイズが違うんですよ」というわけで、この日のためだけに作られ、準備をされた安藝先輩には頭が上がりません。

 「ナビには色々な機能がありますが、人によっては必要だったり、不要だったりしますよね。それに新しい機能が欲しくなっても後から入れることは難しかったりします。ですが、Honda CONNECTディスプレーは、スマホやタブレットのように、必要な機能をアプリのように後からインストールして使えるようにしました。たとえば、音楽を再生してみましょう。一般的にはスマホに入っている音楽を Bluetooth経由で車両と接続して再生しますよね」と安藝先輩。「いちいちスマホ側を操作することなく、すべて車両で完結させようというのが、Honda CONNECTディスプレーなんです」というと、音楽配信サービス「AWA」のアイコンをタップ。すると……。

 ここでもアフィリア推し。「ありがとうございます」と謝辞を述べるゆみちぃ部長。もちろんこれはスマホと車両を繋げればできること。ではなぜ車両側だけで実現しようとしたのかといえば、車両とオーナーをシームレスでやりとりしたい、ということに他なりません。

 「あと、スマホをクルマの鍵にすることもできるんですよ」という安藝先輩。専用アプリをインストールしたスマホをBピラーにタッチすると開錠。さらにダッシュボードに置くと電源オンできるではありませんか。「私たちは普段からスマホで色々なことをしますよね。だったらクルマも動かせて当然ではありませんか?」という安藝先輩の言葉に、ゆみちぃ部長はただただ頷くばかり。「Honda e ってすごいですね……」と大きな目はさらに大きく見開き、開いた口はあいたまま。「でも、今日の取材ってVEZELですよね?」と一言。

 「で、Honda eがHonda CONNECTディスプレーのフルスペック版とすると、VEZELはそのベーシック版になるのです」というわけで、今度はVEZELに乗車。とその前に、別のスマホ端末が手渡されます。「まず、これでクルマのドアを開けてみてください」とのことで、画面をタップして開錠。次にスマホを使ってエンジンをかけてみましょう、と操作をします。今度は車両にスマホを置いて、ではなく、メーターパネルに表示された 4桁のPINコードを入力。すると車両の電源がONに。

 「どうしてこっちは PIN コードを入力するんですか?」という素朴な疑問をぶつけるゆみちぃ部長。「VEZELはHonda eよりも多くの方が乗られるクルマです。それは色々なスマホ端末で操作されることも意味しますので、動作が確実なPINコード入力にしました」とのこと。

 こうして車両の電源をONにして、Honda CONNECTディスプレーを見たゆみちぃ部長。「先ほどまでと、随分見た目が違いますね」と尋ねと「画面サイズからくる制約と、誰もが使うという2点でこのようになりました」とのこと。

 ですが、アプリに関してはほぼ同等。その中で安藝先輩オススメが「トイレ検索 by NAVITIME」なのだそう。「運転中トイレに行きたくて困ったことはありませんか? このアプリは、そんな不安を解消してくれます」というわけで、なんとルート上に近いトイレの場所を教えてくれる、一見地味だけれど、とても便利なアプリなのです。しかも、駐車場の有無だけでなく、ウォシュレット対応なのかまで表示! ここまで調べ上げたNAVITIME恐るべし! 「メンバーの中で、突然トイレ行きたい! という子がいるんですよ。高速道路なら休憩施設がありますけれど、一般道だとコンビニ探しに奔走するんですが、行ってみるとトイレは貸してくれないとかあったりして」と実体験を交えながら、ゆみちぃ部長はこのアプリを大絶賛。確かにコレは今までのナビにはない機能です。

 さらに「ドライブの後で〇〇に行けばよかった、という経験はありませんか?」と安藝先輩。「そこでルートの近くにあるオススメスポットを教えてくれるアプリ“よりみちスポット検索 よってこ! by NAVITIME”です」というわけで、立ち上げるとルート上にある「寄り道スポット」がずらっと出てくるではありませんか。「こんなところもサジェストするのか!」と感嘆する元東京ウォーカー編集部員でもあった部員Kはただただ唖然。それにナビで経由地設定をするのは面倒だったりしますが、行きたい場所をタップするだけで、ルート変更が可能。さらにスポット滞在時間も入力できるので、1日分のドライブ計画が立てられるのです。

 「あと地図を自動更新します。新しく開通した道路情報だけでなく、コンビニ、レストランなども更新されるんですよ。今までのナビは、Honda Carsの各店舗にクルマを持ってきていただき、データ更新作業をしていましたから、オンラインで実現したのは画期的なんです。しかも、更新ボタンを押して待つ、といった作業は発生せず、現在地の周辺や、目的地周辺を効率よく更新していくので、お客様にとっては、いつの間にか更新されているという自然な体験を実現しました」なのだそう。

 一般的にナビデータの更新は、年に数回更新されるのですが、それでも頻繁に変わる道やスポットには追い付けません。 新しい道があるのにそのルートを通らなかったり、または地図に表示されていない道を通ったことが誰しもあるハズ。何より書き換えの度にディーラーに行って、更新手数料を支払わないとならないというのはちょっと……。このサービスはとてもありがたいものといえます。

 ここで、同行部員Sから、ふとした疑問が。「これ、通信料金とかどうなっているんですか? スマホと車両をテザリングで接続して、スマホ側の通信料が発生するのですか?」。これに対して安藝先輩は「いいえ、車両にSIMカードが入っていまして、それで通信しているんですよ。コネクテッドサービス“Honda Total Careプレミアム”の加入していただくことで、これらは利用できます。ちなみに基本料金は月額550円になります。デジタルキーと車内Wi-Fiはオプションで、追加料金として各330円(1GB 分)になります。なお、ソフトバンクの回線を使っています」とのこと。さり気なく営業活動もするあたり、安藝先輩に抜け目はありません。

 「え? Wi-Fiが使えるんですか?」と、今度はゆみちぃ部長が驚き。「クルマの中でテレワークできますね」と、部員Sと部員Kをジロリと見るゆみちぃ部長。はい、頑張って働きます……。

 「このHonda Total Careプレミアムのコネクテッドサービスは、このVEZELとHonda eだけでなく、FITとCIVICにも搭載しています。ぜひご活用ください」と安藝先輩。「これはいいですね! ありがとうございます」とゆみちぃ部長は笑顔でVEZELに乗り、安藝先輩と別れたのでした。

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