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新車を買った情報2021 第91回

ガソリン最期の日まで走り続けるのはロードスターかジムニーか

2021年12月26日 12時00分更新

文● 四本淑三 編集● ASCII

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私が最期の日を迎えたらジムニーはどうなるのか

 ほおおおお。

 ははあああ。

 いいですねえ。ホーシングがピカピカですよ。フロアジャッキをかける場所も作ってある。だったらフロアジャッキ、買っておきましょうかね。バネとダンパーが独立して外せるのも素敵。マフラーはHKSにしようかなー。

 っとその前に、ジムニーとジムニー・シエラ、どっちにするかが大問題。グレードにもそれぞれ意味があり、色も結構選べてしまう。手動変速機か自動変速機かも大いに迷うところ。

 でも、いちばん大変なのは納期です。コロナ禍による部品調達難もあって、もはやいつ来るのかさっぱり分からない状況だそうで、1年半くらいは見ておかなければならないそうです。すると夏ですよ。冬に乗りたいのに夏に来るんですかあなたは。おまけに再来年って2023年ではありませんか。人生一寸先は闇。もし発注しておいて私が死んだらジムニーはどうなるのか。なんでも今なら250万くらいの値段がつくそうですから、きっとオークションに出され高値で売られてゆくのでしょう。私はそうした無念を晴らすべく幽霊オーナーとして化けて出るでしょうから、そのジムニーは事故物件として格安で取引されるようになり、ついには車台番号がネットに晒され、これではもう買い手も付かないとロシアへ売り飛ばされシベリアでこき使われた挙句、誰にも愛されぬままツンドラに埋れて朽ち果ててゆくのです。そんな不幸なジムニーを作ってしまっていいか。私は自らの良心に、いま問いかけ続けているところです。

 ひとまずごきげんよう!

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