新車を買った情報2021第91回

ガソリン最期の日まで走り続けるのはロードスターかジムニーか

文●四本淑三 編集● ASCII

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

軽いロードスターが動きまで軽い秘密

 動きが軽い代わりに、ロードスターのSグレードにはロールを防ぐリアスタビライザー、および左右駆動輪の回転差を抑制するリミテッド・スリップ・デフ、略してLSDが付いておりません。

 ないと何が困るかと言えば、まず高速でコーナーに突っ込むとロールする。加速度次第では内輪が浮いて空転する。すると反対側の接地している車輪に駆動力が伝わらない。だからアクセルコントロールが効かず失速する。速く走りたければ必須のはずで、実際、手動変速機付きのロードスター全車に装備されております。では、なぜSだけ付いていないのか。

 「いいか若けえの、心得のある者が操れば問題ないのじゃ。どうせ車輪を浮かせて公道を走るような人間にロクなやつはおらん。そういうことはNR-Aを買ってサーキットでやればよろしい。まず軽い挙動を満喫しなさい。初代がそういう仕様だったじゃろ」と、まあ、そういうグレードがSなのだと私は理解しております。

 実際、スタビライザーはサスペンションの動きを規制して乗り心地を悪化させ、LSDはハンドリングを阻害する方向に働く。だったら重いだけで要らんというわけで、そこがSグレードの軽快さの源泉でしょう。

 そして現在のロードスター最量販モデルであり、かつ購買層の3割が30代以下ということでも話題の特別仕様車「990S」は、そのSグレードをさらに軽量化したなかなかマニアックな仕様。軽量ホイールとアルミキャリパーでバネ下を軽くし、それに合わせたバネとダンパーを装着。パワステとエンジン制御もそれに合うよう最適化したという、メーカー公式軽量化チューンのようなモデルです。

 この990Sが今年10月の軽井沢のファンミーティングで公開された際、この990Sも含め、12月に入る商品改良後のロードスターすべてのモデルに、LSDの代替制御のようなものが導入されると伝えられました。なんでも、それによる重量増はゼロなんだとか。

 正式発表によれば、その名称も「キネマティック・ポスチャー・コントロール」、略してKPC。直訳すると「運動学的姿勢制御」。なんじゃそら。

本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります

過去記事アーカイブ

2026年
01月
02月
03月
04月
05月
2025年
01月
02月
03月
04月
05月
06月
07月
08月
09月
10月
11月
12月
2024年
01月
02月
03月
04月
05月
06月
07月
08月
09月
10月
11月
12月
2023年
01月
02月
03月
04月
05月
06月
07月
08月
09月
10月
11月
12月
2022年
01月
02月
03月
04月
05月
06月
07月
08月
09月
10月
11月
12月
2021年
01月
02月
03月
04月
05月
06月
07月
08月
09月
10月
11月
12月
2020年
01月
02月
03月
04月
05月
06月
07月
08月
09月
10月
11月
12月
2019年
01月
02月
03月
04月
05月
06月
07月
08月
09月
10月
11月
12月
2018年
01月
02月
05月
06月
07月
08月
09月
10月
11月
12月
2017年
02月
05月
09月
10月
11月
12月
2016年
07月
09月
11月