ドイツ車っぽい質実剛健なインテリア
室内に目を向けると、インパネの7型液晶ディスプレーが目を惹きます。さらに今までのルノー車とは趣が異なり、どこかドイツ車のような雰囲気に似ています。よく見ると、スイッチ類がすべてドライバーに向けられていることに気づきます。こういった配置はスポーツカーでよく見かけますが、誰もがのる大衆車のようなクルマではちょっとないもの。では助手席はというと、逆にダッシュボードからドアに向けて緩やかな凸のカーブを描いて広がりを演出しています。
ヘッドレスト形状が独特シートは新設計。フランス車らしい座り心地の良さはいうまでもなく、後席に座ると前方を見ると、他車と比べて視界が開けている様子。コンパクトカーの後席は圧迫感を受けることが多いですが、この配慮はうれしいもの。ちなみに後席の足元は欧州のBセグメントとしては広めですが、日本のBセグメント車からすると狭く感じます。
このディスプレーは、いわゆるディスプレーオーディオ端末で、Apple CarPlayやAndroid Autoに対応。スマートフォンを接続してナビ機能のほか、ステアリングの重さなど細かな車両設定や室内のイルミネーションを変更できます。オーディオついでに、今回試乗した最上級グレードにはBOSEのシステムが搭載されていました。驚きはスピーカーの搭載数で、なんと前4/後4に加えてサブウーファーも搭載。「サブウーファーなんて入れたら荷室が減るでしょうが!」と思いきや、フレッシュエア・スピーカーという、ラゲッジスペースを犠牲にすることなく低音を出す仕組みを搭載しているのだとか。「フランス車と言えばフォーカルのスピーカーだろ」とオーディオマニアの筆者は変なコダワリを言うのですが、聞いてみるとスレンダーな低域に高域に輝きを伴なったフォーカルっぽい音調バランス。その中で中域たっぷりにボーカルをしっかり描くあたりがBOSEっぽいところ。
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