話題沸騰! 70台限定の「クラウン」純正デスクチェア
トヨタ紡織が4月に発表した「“CROWN SEAT” Desk Chair」が注目を集めています。
クラウンに採用されている実車用シートをベースに開発されたデスクチェアで、シートヒーターやベンチレーション(通風機能)、電動パワーシートなど、自動車用シートならではの機能を搭載。価格は49万5000円となかなかのお値段ですが、70台限定という希少性も相まって、発売直後から大きな関心を呼びました。
その実物を体験できる機会を得て、トヨタモビリティ東京 クラウン専門店「THE CROWN 東京虎ノ門」を訪問しました。ここは1955年に初代クラウンが発表された場所として知られる由緒ある地です。
現在の建物は当時とは異なりますが、店内には当時のビル内に掲げられていた木札が展示されているほか、歴代クラウンのカタログを閲覧できるスペースも設けられています。中には当時の担当者の名刺が挟まれたまま残されている貴重な資料もあり、クラウンの歴史を身近に感じることができます。
また、季節ごとにデザインが変わる暖簾や、クラウン専門店限定の「THE CROWN COLLECTION」アイテムも販売されており、単なる販売店ではなくクラウンブランドの世界観を体験できる空間となっています。そんなクラウンの歴史と魅力が詰まった店内で、今回のお目当てである「“CROWN SEAT” Desk Chair」を体験しました。
開発のきっかけは「キャスターを付けたら面白いのでは?」
デスクチェアの開発は約2年前にスタートしたと言います。きっかけは、自動車用シートで培った技術を別分野へ応用できないか、という社内での検討だったといいます。当初から商品化を前提としていたわけではなく「電動シートにキャスターを付けたら面白いのではないか」という発想から試作品を製作。自動車メーカー向けの展示会に出展したところ、多くの反響が寄せられたそうです。
さらに試験的に店舗展示を実施したところ、来店客やSNSでも話題となり、本格的な商品化が決定。担当者は「まず作ってみたら想像以上の反響があった」と振り返ります。
今回発売されたチェアには、「スポーツシート仕様」と「スポーティシート仕様」の2種類が用意されています。スポーツシート仕様はブラックを基調に赤いステッチを施した精悍なデザインが特徴。一方のスポーティシート仕様は4色展開となっており、インテリアに合わせて選択できます。
驚かされたのは、その作り込みでした。単にシートを流用しただけではなく、シートヒーターやベンチレーション機能をそのまま搭載。さらに電動パワーシートも採用されており、細かな姿勢調整が可能です。
自動車では車両側のECUが制御を担いますが、チェアには車両が存在しません。そのため専用ECUを新たに開発し、ヒーターやベンチレーションを制御しているそうです。電源にはECOFLOW製バッテリーを採用し、低背化も実現しました。
また、シートベルトバックルがあった位置には急速充電対応のUSB Type-Cポートを配置。自動車用シートらしさを残しながら、デスクチェアとしての実用性も高めています。
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