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あのクルマに乗りたい! 話題のクルマ試乗レポ 第38回

ソニー流EV「VISION-S」を試乗! これがソニーが考える移動空間だ!

2020年08月14日 12時00分更新

文● 会田 肇 編集●ASCII

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ソニーの技術力の結晶
「VISION-S」が日本に上陸!

 ソニーの「VISION-S」に乗れる! そんな連絡が届いたのは試乗できた8月7日のわずか4日前だった。今年1月のCES2020で実車を取材した際、次年度内には公道実験を実施する予定と聞いていただけに、この話は渡りに船。迷うことなく体験取材の申し込みをした。

ソニーがEVコンセプトとして日本で初公開した「VISION-S」

 そもそも「VISION-S」とは、ソニーがモビリティー分野における新たな取り組みを、わかりやすく捉えられるようにするためのコンセプトEVモデルだ。CES2020で鮮烈なデビューをはたし、世界中から大きな注目を集めたことは記憶に新しい。車両には高度な運転支援を実現するために、ソニーが開発した車載向けCMOSイメージセンサーやToFセンサーなど各種センサーを合計33個配置。センシングによって徹底した安全思想を反映させたEVコンセプトだ。

「VISION-S」のリアビュー。ボディーデザインはソニーが担当した

ソニーが自動運転の普及に向けて本格参入するLi-DARも搭載された

 ソニーは現在、ビデオカメラなどで培ったイメージセンサー全体で50%以上のシェアを持っており、その範囲はスマートフォンから自動車用デバイスにも及ぶ。ただ、車載向けに限ると力はまだまだ及んでいない。そこでこの「VISION-S」によってクルマでの知見を高め、車両分野におけるソニーならではの立場を明確にする。そんな役割をはたすことを最大の目的に「VISION-S」は誕生したと言っていいだろう。

 さて、いよいよ試乗当日。指定された場所は東京・品川にあるソニー本社。まだナンバーが取得できておらず、この敷地内での試乗になるという。正面玄関には既に「VISION-S」が試乗に向けた清掃作業が行なわれているところだった。折しも東京都内では新型コロナウイルスによる感染者が増加傾向にある最中。試乗前には参加者全員が検温して両手をアルコールで消毒し、マスク着用したその上からフェイスシールドを装着するという厳重な感染対策を取った上で臨むことになった。

体験試乗には両手を消毒した上で、マスクにフェイスシールドを装着して臨んだ

ソニーは「VISION-S」の走る姿を日本国内で初めて披露した

未来感溢れる「OVAL」デザインのボディー

 公開されている「VISION-S」のスペックは、ボディーサイズが全長4895×全幅1900×全高1450mmで、ホイールベースは3000mmとメルセデス・ベンツのSクラス並み。パワートレーンは前後に200kWのモーターを1基ずつ配置した4WDのEVとなっており、乗車定員は2+2の4名。フロントシート前方には横長の大型ディスプレーを搭載し、タッチ操作や音声認識を活用することで、様々なエンタテインメント系コンテンツを直観的な操作で視聴できるのも大きな特徴となっている。

 説明によれば「VISION-S」のデザインテーマは「OVAL(楕円)」。これは外装から車内に至るまですべてがそのコンセプトの下で展開されているという。デモではまずその特徴を表現しているドアロックの開閉からスタートした。

 ドアロックを解錠するとフロントグリルから後方に向けてイルミがボディー全体を囲むように流れ、同時にドアハンドルが外側へ迫り出す。施錠時はその逆で、ドアハンドルが収納されてイルミが前方中央へ集まるように流れる。担当者によればこの動きはリアコンビライトまでも連動しているという。この動きもOVALデザインの一環なのだ。

ドアロックの開閉はスマートフォンからでき、作動と同時にイルミが走る

ドアロックの開閉はイルミも連動する

 車内に入ると、ここもまたOVALデザインの下で構成されている。左右に広がるダッシュボードにはパノラミックスクリーンと呼ばれる高精細ディスプレーが広がり、その端にはサイド電子ミラーが配置される。前席に着座するとこのディスプレーに圧倒されるが、同時に包み込まれているような印象も受ける。

天井一杯に広がるパノラミックなサンルーフからは光が降り注ぐ

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