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あのクルマに乗りたい! 話題のクルマ試乗レポ 第37回

日産「ルークス」はコンパクトSUVより使い勝手がよく楽しい1台

2020年07月24日 12時00分更新

文● 栗原祥光(@yosh_kurihara) 車両協力●日産自動車

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 広く高い室内とリアスライドドアが特徴の軽スーパーハイトワゴン。わが国でもっとも人気のジャンルで、各社力を入れた車種を投入しているのは誰もが知るところだ。そのレッドオーシャンに日産は今春、強力な1台「ルークス」(ROOX)を投入した。新型コロナの影響により取材するチャンスに恵まれなかったものの、外出自粛要請も開けて、ようやく触れる機会を得た。日産の軽自動車に対する本気、そしてその実力に触れてみたいと思う。

日産ルークス(写真・試乗はハイウェイスターX プロパイロットエディション2WD/車両本体価格184万3600円税込)。別途、メーカーオプション(8万8000円税込)、ディーラーオプション(31万2457円税込)搭載車

ファミリー使いだけでは勿体ない!

 その昔、「デイズルークス」という名だった日産の軽スーパーハイトワゴン。今回は、デイズの名を取りルークスのみとなった。とはいえ、昨年デビューを飾った軽ワゴン「デイズ」をベースとしているのは想像に難くない。ラインアップはシンプルな「標準車」と、高機能で迫力ある外装を施した「カスタム」という、軽ワゴンの「お約束」とも言える2種類。ルークスの場合、カスタム仕様車は「ハイウェイスター」と名付けている。

ルークス

ルークス ハイウェイスター

 軽スーパーハイトワゴンが人気なのは、軽自動車を「ファーストカー」としての所有率が増加しているところにある。購入するユーザーは「子育て世代」と子供が独立しミニバンのような大型車が不要となったダウンサイザーがメイン。「使い勝手のよいファミリーカーを突き詰めた結果、軽スーパーハイトワゴンがもっとも適している」のだろう。

ルークスのオートスライドドアを開けたところ。サイドシルが低いことがわかる。なお、手を使わずにオートスライドドアは開閉可能だ

ルークスの後席床面はフルフラット。座席感の移動がとてもラクな上に、足元に広さを感じる

 室内を見ると「使い勝手の良さ」が随所に光る。特にリアのオートスライドドアを開けると、床がフルフラットな上に、サイドシルがほとんどないことに驚く。これはファミリーでこのクルマの乗る場合、後席に乗車するのは子供と老夫婦であることを想定した作りだから。要は「あまり脚を上げなくてもよい」「車内でスムースな移動ができる」という2点を突き詰めた結果だ。

 スムースな乗降を助けるという意味では、スライドドアの開口部も650mmとクラス最大級の長さを確保している。これなら赤ちゃんをチャイルドシートに座らせる作業も容易だろう。そして天井も高いことから、小学生位の子供なら、立ったまま着替えることもできそうだ。

メーカーオプションの快適パックA(3万3000円税込)を選択すると、後席にパーソナルテーブルがついてくる

後席用に設けられたUSB端子。これも快適パックAで取り付けられる。ぜひ選択したいオプションだ

快適パックAを選択すると、撥水加工されたシート面となる

後席用のドア近くにはドリンクホルダーも備える

天井に設けられたオプションのシーリングファン

サイドシルとフラットな床は、子供や年配の方に喜ばれるのはもちろんのこと、車内の着替えなどでも役立つことだろう

 後席は広く高くフルフラットだけではない。なんと運転席および助手席の後ろに折りたたみ式のテーブルが設けられ、簡単な飲食やPC作業ができるほか、USBコネクターも用意。その上、両サイドにもドリンクホルダーを設けるという徹底ぶり。天井にはプラズマクラスター搭載シーリングファンまで用意されている。この後席、リモートワークにも活用できそうだ。

ルークスのリアビュー

バッグドアを開けたところ

リアシートを倒せば、より多くの荷物が積載できる

 荷室は兄弟車であるデイズ同様、使い勝手がよい。後席背もたれを倒せば、フルフラットにはならないものの、自転車がラクに積載できるほどの容量は確保できる。ただ、この手のクルマの常として、リアゲートはかなり大型であるため、開く際は自車後方に結構なスペースが必要だ。同社セレナのような「デュアルバックドア」ならいいのに、と感じた。

助手席のドアを開けたところ。90度近くまで開口するので乗降がラクにできる

助手席側からフロントシートを見る

助手席からの眺め

助手席の収納。その豊富さには圧倒される

リアシート同様、フロントも床面はフルフラット

助手席下の収納は仕切り板付きの2段方式。靴などを入れるとよいだろう

助手席下の収納は車検証やメンテナンスノートを入れるのに好適だ

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