5G周波数割り当て決定 筆者撮影
4月10日、総務省は5Gの開設計画を提出したキャリア4社に対して、免許を認定した。これにより、各キャリアは2020年春に予定している5Gサービスに向けて、全国各地で工事に着手することになる。免許を受け取ってから、2年以内に全国すべての都道府県、5年以内には日本全土を10キロ四方で区切った4700区画のうち、半分以上を5Gエリア化させていくことになる。
ちなみに割り当てられた周波数帯は3.7GHz、4.5GHz、28GHzの計10枠。NTTドコモとKDDIが3枠、ソフトバンクと楽天が2枠獲得した。
3枠獲得したNTTドコモとKDDIに比べて、2枠と見劣りするソフトバンクの宮川潤一副社長は「大変嬉しく思う。希望しているものにほぼ近い状態でいただけた。これから精一杯頑張って、ネットワークを作りたいと思う」と表向きは喜びつつ、「本音を言うと、(NTTドコモやKDDIと)同じだけ欲しいという気持ちはある。ただ、今回の割当周波数、さほどそこまで背伸びする必要はないかと思っている。正直ベースで開設計画は書かせてもらった。既存の周波数と足してどんなネットワークを作るのかというので勝負をしていきたい」と余裕を見せた。
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