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究極のカスタムカー「S660 Neo Classic」はドヤの極地だ!

2019年03月29日 18時00分更新

文● 栗原祥光 撮影●土屋勇人 モデル●ジャイアン鈴木、美環 車両協力●ホンダアクセス

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買ったままじゃ満足できないのは
ガジェットも乗り物も一緒!

 一般的にあらゆる商品は販売している時点でほぼ完成されていますが、自分好みにカスタマイズしてみたら愛着が沸いた、なんて経験はありませんか? フィギュアを塗装する、スマホにアプリを入れるのもカスタマイズだし、クルマのドレスアップやチューニングもカスタマイズです。買ったまま使えばお金もかからないのに、なぜ人はカスタマイズをしたくなるのでしょうか。

 今回は日常的にカスタマイズを楽しんでいる、その筋では有名なお二人にその魅力を語ってもらいながら、カスタマイズという沼の深さについて語ってもらいました。

 登場してもらったのは、ASCII.jpをはじめさまざまな媒体で健筆を奮っているテクニカルライターのジャイアン鈴木さん。自作パソコンをはじめ、スマホやデジタルガジェットなどをこだわりのカスタマイズで楽しんでいます。

 そしてもう一人は美少女フィギュアの原型師で現役コスプレイヤー、さらにモデルやレースクイーン、そのうえオートバイ雑誌のライターにミニバイクのレーサーとマルチに活躍されている美環さん。

 このお二人が、S660の究極カスタマイズモデルといえるS660 NeoClassicの前で、自身がカスタマイズする動機、そこから得られる喜びについて濃い~対談をしました。

ツルシじゃ我慢できない
高みを目指したい

 まず、お二人はどんなカスタマイズをされているのでしょう。ジャイアン鈴木さんのカバンの中から出てきたのはウォークマンとイヤホン、そしてDJIの小型カメラ付きジンバル「Osmo Pocket」。Osmo Pocketには今後、広角レンズを付けるとか。ではこのイヤホンは……?

鈴木 僕の場合は、目的があってのカスタマイズをしています。自分が愛用しているソニーのウォークマンには普通のイヤホンジャックのほかに、バランス出力というのがあります。最初は普通のイヤホンで満足していたのですが、バランス伝送がイイという話を聞きまして、Shure SE535というイヤホンの本体部分を流用してケーブルをソニーが販売するものに交換しました。

美環 そんなに音質が違うんですか?

鈴木 本当に人が目の前にいるかのように聴こえるんですよ。さらにもっと上があるんですが、本当に今これ以上の音が想像がつかない反面、お金をかけたらどうなるんだろうなという好奇心もあります。カスタマイズを始めると、やっぱりツルシ(初期状態)じゃ我慢できない。高みを目指したい、という気になりますね。

美環 わかります。沼にハマっちゃう感じですね。

鈴木 知ってしまうと元に戻れないですね。仕事柄、何がどれくらいイイかというモノサシが重要だと言い聞かせて買うことにしています(笑)。パソコンでも普段使っているものは、CPUはCore i9-9900K、グラフィックボードはGeForce RTX 2080 Ti、もちろんSSDはNVMe接続とフルスペックのものを使っていますが、その一方で小さくて速く、というマシンも自作しています。作っていて楽しいというのもあるのですが、手段のためには目的を選ばずの精神で、カスタマイズが目的であり、それで何をするかまでは考えていないんですね。

美環 それわかります! 作ってから考えるんですよね。これどうやって使うんだろうみたいな(笑)

 いっぽう美環さんのカバンから出てきたのは美少女フィギュア。

(C)TYPE-MOON/FGO PROJECT

美環 私はすごいオタクで、サブカルチャーに関わるお仕事がしたくてゲームとかアニメとかを作りたいと思っていたら、気づけば原型師になっていて(笑)。3ds Maxというソフトと3Dプリンターを使って、平日の夜や休みの日にコツコツ作っています。まず3ds Maxでおおまかに作ってから、Zbrushで細かいところを作り込んでいくという感じで。だいたい半年ぐらいかけて作って、ワンダーフェスティバルに出展しています。ありきたりでは我慢できないところはありますね。

鈴木 凄いですね、このフィギュア。3Dプリンターでここまで……。自分だけのコダワリというのはとても大切ですよね。

美環 私の通っていた学校がギャルが多くて、オタクだってことをあまり人前で言えなかったんですよ。内に秘めているものを開放したら楽しいだろうなと、中学生の頃にコッソリとコスプレをしたらやっぱり楽しくて(笑)。自分らしさといいますか、自分のカスタマイズと言いますか、オリジナリティーというのは大事ですよね!

自分好みにカスタマイズすると
モノに愛着が湧く

美環 みなさん、きっとコンセプトがあって、その理想に近づけるためにいろいろな努力をしてカスタマイズしているのかなと思います。私はHondaのCBR250Rというバイクに乗っているのですが、自分だけのバイクが欲しくて、「美環」(みかん)という名前なのでレプソルカラーっぽくホイールをオレンジ色にしてしています。あと買ったままだと私の体重が軽すぎるためブレーキの時にガクンと振動がくるので、フロントフォークとかを変えちゃいました。すると男性が乗ると底づきするようになって(笑)。でも「この子は自分しか乗れないんだな」と思うようになっちゃって、カワイイ! と愛着が湧いています。

鈴木 僕もオートバイに乗っていたのですが、逆に体重が重すぎて底づきしちゃって(笑)。やっぱり変えましたね。サスペンションを社外品の窒素封入タイプにしたのですが、バルブがフレームにあたってしまい、その部分は削りました。

美環 純正があればいいんですけれどないですから。あと部品を作っちゃう人っていらっしゃいますよね。ナンバープレートのボルトの部分にカワイイ物を付けたいんですけれど、法律の問題もあり諦めました……。

鈴木 僕はオートバイやクルマなど乗り物における「吊るしの状態」というのは、万人向けのセッティングだと思うんですよ。でも、長く乗っていると、もうちょっとトルクが欲しいとか、回頭性をよくしたいとか、欲求が出てきます。そうやって自分好みの味付けをしてカスタマイズがはじまっていくんです。

美環 わかります。自分に合わせてのカスタマイズですよね! 洋服のテーラーメイドみたいな。

鈴木 長くカスタマイズしていくと、もう手放せなくなっちゃうんですよ。手間暇と情熱とお金をかけてるから。

美環 カスタムをすると愛着がわきますよね。どんどん好きになっていきますよね。お金だけでなく、情熱もかけたから手放せないという気持ちもあります。そういうのって大事ですよね。

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