ウェアラブルが普及すると世界が変わる
―― サイズ感って気になるもんなんでしょうか?
きゅんくん 気になりますね。あと量産機なのもいいですよね、量産機が好きなんです。量産機で足が太くて大きすぎないというのはポイントですね。
―― そのポイントは作る際にも当てはめるんですか?
きゅんくん なっていると思います。まだ量産機にできていないんですが、量産機を目指していきたいです。
―― 具体的にどんなものを目指そうとしていますか?
きゅんくん ファッションとしてのウェアラブルアームロボットに関して、やっぱりコンセプトモデルを出しただけでは社会に実装したことにはならないと思うんです。社会実装を試みないといけない、という一種の義務感があります。METCALFを販売できるようにしたいなと思っています。
―― 製品化を考えているんですね。
きゅんくん 社会に問う必要があると思っていて。プロジェクトとして社会に問わないで終わるのは……。プロジェクトの結果が出てないじゃないですか。
―― そうですね。
きゅんくん だから結果を出さないといけないと思っていて。フィードバックを形として残したいですね。
―― ファッション方面で貢献したいという気持ちもありますか?
きゅんくん ファッションとテクノロジーの分野は必ずくっついていくべきものだと思っているんですけど、なかなか溝があって。ファッションの人からテクノロジーに近づきにくいのもあるし、その逆もある。根本的な考え方が違うので、なかなか手を取り合えない。手を取れる人を見つけていかないとなあと考えています。その中で私が役に立てることはあると思っています。
―― 2つの分野はなぜくっついていくべきだと?
きゅんくん ウェアラブルデバイスが普及することで世界が変わると結構思っています。そこで変わった世界を見てみたいんです。