前回に引き続き、Fusion 360のスカルプト機能を利用して作成したモデルを切削していく。作成したモデルは、裏にネオジム磁石を仕込んだ、小物がこぼれないトレーだ。素材には桜を使用している。木目のある素材は切削難易度が高い。スカルプト機能の利用に加えて、木材の切削も今回の課題だ。
前回の記事は、表面を削る途中で終わってしまった。先に裏面を削ったため、表面を削る際の被加工物と加工機の粘着が弱く、被加工物が上に持ち上がってしまってうまく削れなかったのだ。
今回は、裏面のフタを先に削ってから裏面を削り、表面を削る際にフタをできるようにしようと思う。
フタができれば接地面積が増え、粘着力が増すはずだ。

完成したトレー
裏面のフタは桜を使ったために失敗
それでは、裏面のフタを削っていく。切削の設定やツールは最後にまとめて記述する。

セッティングの後、切削開始だ
この切削は失敗した。失敗した点は以下だ。

この連載の記事
- 第277回 純白のかわいいスタジオで黒いウェアラブルロボットを撮る
- 第276回 不妊治療中の34歳。妊娠中の後輩についイラッとしてしまいます
- 第275回 ウェアラブルロボットを身に着けた男子と青春をねつ造する
- 第274回 ChatGPTにココイチの気分に合わせたカスタマイズを考えてもらった
- 第273回 卵子凍結って、管理職と両立できる?
- 第272回 女性向け風俗店で働くセラピストさんを突撃してみた!
- 第271回 キヤノンのフィルムカメラで撮る、春の桜とウェアラブルロボット
- 第270回 35歳。卵子凍結を考えていますが、仕事も楽しいです。ご意見を聞かせてください
- 第269回 プログラミング経験ゼロからモバイルRPAツールを開発、特許まで取得した破天荒エピソードを彼氏の先輩に聞いた
- 第268回 美少女受肉する人の気持ちが少しわかった。ソニー「mocopi」レビュー
- この連載の一覧へ