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週替わりギークス第74回

粘土のように3Dモデルで制作した「トレー」を切削してみる

2018年05月22日 17時00分更新

文● きゅんくん

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 今回・次回と2回にわたってスカルプトモデリングとその切削について紹介していく。

データ完成後のレンダリング

 以前この連載で、Fusion 360のCAMを使用して、切削でレリーフを作る過程を紹介した。記事では2次元のイラストを押し出してモデルにしたため、2軸加工しか使わなかった。

前回切削したレリーフ

 そこでスカルプトモデリングに挑戦し、3軸加工をすることにした。

 スカルプトとは、彫刻する(スカルプトする)ような感覚で直感的に3Dモデルを制作する方法のことだ。粘土をこねるような感覚でモデリングができ、キャラクターなど有機的なものをモデリングするのに使われている。

 レーザーカッターでは作れないものを切削するには、スカルプトモデリングを習得するのが良さそうだ。

 粘土をこねるようなモデリングは、苦手意識が強かった。整った寸法にならない点が気になってしまうのだ。現在は『Autodesk Fusion 360 Sculpt Advanced』という本で勉強している。

Autodesk Fusion 360 Sculpt Advanced

 この本のスカルプトモデリングは、粘土というよりも面を貼っていくイメージのモデリングだ。粘土が苦手な筆者でも学びやすい。「Fusion 360をすでに使っているが、スカルプトはほとんど触ってない」という人にオススメできる。

本を見ながらモデリングしたウイスキーグラス

 まだ本の途中だが、ここまで学んだことを生かしスカルプトらしい小物を作りたい。

内側に磁石を仕込んだトレーを作る

 深さが部分によって異なる、曲面でできたトレーを作ることにした。裏側にネオジム磁石を仕込めば、ネジなどの小物が外にこぼれないトレーが作れる。磁力のイメージから遠い素材として、材料は木材を使用。3DCADは前回と同じくFusion 360を使う。切削に使うのも前回と同じくKitMillだ。

 今回は慣れないことをしているため、いつもより手戻りが多い。How toではなく日記のように読んでいただけると幸いである。

冒頭のトレー
まずはスカルプトモードで円柱をつくり、「フォームを編集」で変形させて外径を形作る
次に「穴の塗り潰し」を用いて底面を塞ぐ。スカルプトっぽさが出てきた

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