MSI「Modern 14 F1M」レビュー
日本のビジネスワークをしっかり把握したCore 7ノートパソコン、1.5kgで入出力端子も充実、プレゼン用に180度開閉でコスパ抜群
最近は働き方改革も進み、多様な就業形態が広がっている。仕事とプライベートとのバランスを考えた「ワーク・ライフ・バランス」も業種によっては浸透し、仕事とプライベートを完全に分けている人もいれば、仕事もプライベートの延長線上と考える人もいるだろう。
企業はクラウドサービスを積極的に導入し、場所を問わず作業できる形態を進めている。BYODが認められていれば、自宅でもちょっとした仕事をこなせるようになり、わざわざ会社へ出向いて作業する必要もない。そのため、仕事もプライベートも活用できるマシンが自宅に1台あると便利だ。
プライベートで3Dゴリゴリのゲームを楽しむのでなければ、それほど高性能である必要はない。そんなユーザー向けのマシンとして、MSIのモバイルPC「Modern 14 F1M」(Modern-14-F1MG-0501JP)を紹介したい。MSIというとゲーミングPCをイメージしがちだが、ビジネス向けマシンも取り揃えている。本製品は、ビジネスやプライベートで利用するには十分な処理能力とモバイル性能を兼ね備えた、コスパのいい製品なのだ。
充実したインターフェースでビジネスシーンも快適
まずは外観から見ていこう。14インチでフルHD解像度の液晶を備えるボディのサイズは323.9(W)×217.2(D)×19.9(H)mm、重量は約1.5kg。色はプラチナグレイのみで、「Modern」の名称のとおり、シンプルで落ち着いた雰囲気のデザインだ。
モバイルPCとして重要な堅牢性も、アメリカのMIL規格「MIL-STD-810H」に準拠したテストをクリアしており、安心して持ち運べる。
キーボードはフルキー仕様で、キーストロークは1.7mm確保。しっかりと打鍵感があり、静音性も高いので、静かな場所での作業でも周りに迷惑をかけずにすむだろう。キーボードバックライトも備えているので、暗い場所でのタイピングもしやすい。
タッチパッドは大型で、キーボードのホームポジションに指を置きながら親指で操作するのも容易。手のひらが触れていてもタイピングには影響しないので、誤動作でイライラすることもないはずだ。