日本SGI(株)は、『SGI Total Performance 9500 RAIDストレージアレイ』(以下、TP9500)を発表した。
![]() | 『SGI Total Performance 9500 RAIDストレージアレイ』 |
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TP9500は、2Gbpsファイバチャネル接続をサポートしたストレージアレイ。システムはストレージを収納する「ディスクエンクロージャ」と、1GBのキャッシュを内蔵したRAIDコントローラを2基搭載する「コントローラエンクロージャ」から構成される。1台のディスクエンクロージャには14台のディスクドライブを収納でき、最大約2TBのストレージを格納することができる。コントローラエンクロージャは1台あたり最大224台のストレージを取り扱うことが可能で、1台のTP9500システムでは、最大22.5TBのストレージを搭載できる。システムの可用性を高めるため、電源やRAIDコントローラ、キャッシュ、インターフェイスなどを2重化している。
またTP9500には、ディスクスペースの一部を利用して変更分のデータのみをバックアップし、システムの復元を高速化する「スナップコピー機能」や、SANを経由してもう一台のTP9500システムにデータを復元する「リモート・ボリュームミラーリング機能」がオプションで提供される。サポートされるホストOSは以下のとおり。
- IRIX
- Linux
- Solaris
- HP-UX
- AIX
- Windows NT/2000
- Mac OS
標準価格は、ストレージ容量1TBあたり3000万円から。官公庁や大学の研究機関など、大規模で複雑な情報の高速処理が必要な業界をターゲットに販売される。
