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米SGIが「Linux Kernel Crash dumps」プロジェクトの開始を発表

1999年11月07日 04時40分更新

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 米SGIは「Linux Kernel Crash dumps」プロジェクトの開始を発表した。Linux Kernel Crash dumpsは、システムがクラッシュした場合、カーネルメモリイメージを保存し、リブートするときにそのメモリイメージを回復、分析することによって、その原因を探ることができるようにしようというもの。システムがクラッシュした場合の、信頼性が高い調査方法となることを意図している。

 メモリイメージは、SCSIディスクのswapパーティションへのポインタとして、/dev/vmdumpの中に保存される。そして、再起動の際に、lcrash(Linux Crash)というプログラムにより、swapパーティションがマウントされる前に回復され、レポートが/var/log/vmdumpの中に作成される。

 「raw I/Oのためのパッチ」、「カーネルの変更、ライブラリ、コマンド」、「/etc/rc.d/rc.sysinitへのパッチ」の3つから構成されており、バージョン1.0のソースコード、RPMともにSGIのサイトからダウンロードできる。

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