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日本SGI、UDBジャパンやテンアートニなど5社とのアライアンス体制を構築

2000年07月06日 23時30分更新

文● 植山 類

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 日本SGI(株)は7月6日、ビジネス分野におけるLinuxの本格展開を目的として、ニイウス(株)、UDBジャパン(株)、(株)大塚商会、(株)テンアートニと5社によるアライアンス体制確立に合意したと発表した。アライアンスグループの名称は「SGI Linux Solutions Community」。同グループでは、ハードウェアやLinux強化モジュール(SGI ProPack)、ソリューションパッケージ、システム構築、トレーニング、保守サービスを含むトータルソリューションを、「SGI e-Linux Pack」シリーズとして提供していく。

 今回発表された「SGI e-Linux Pack」シリーズは、e-businessソリューション「SGI e-Linux Pack (EC1)」およびERPソリューション「SGI e-Linux Pack (ERP1) Hyper Smile α」の2つ。

 まず「SGI e-Linux Pack (EC1)」の構成だが、日本SGIが同時に発表したLinuxサーバ「SGI 1450」をハードウェアに採用、これに「IBM DB2ユニバーサル・データベース」(DB2 UDB)と「WebSphere Application Server」をバンドルして、システム構築とトレーニングも行なうというものである。価格は標準構成で約1000万円からで、初年度販売目標は300システム。市場としては、UNIXサーバに占られていた大規模e-business分野を狙っている。

 「SGI e-Linux Pack (ERP1) Hyper Smile α」は、大塚商会の統合業務パッケージ「Smile α」を、テンアートニがSGIのLinuxサーバと組み合わせて提供するトータルソリューション。価格は標準構成で約500万円からで、初年度販売目標は300システム。小規模企業から大企業まで幅広い分野への販売を狙っているという。

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